23時を過ぎたのは久しぶりだ。
トラ猫トラニャが勝手に決めているらしい
門限はとっくにすぎている。
怒ってるだろうなぁ--
そう思いながら玄関のドアを開けた。
トラニャは迎えに出てこない。
居間にはいってもう一度「ただいま」
まだ出てこない。
ベッドをのぞいてもいない。
服を着替えていると、
トラニャが奥の部屋からゆっくりと
出てきた。
壮絶に不機嫌な顔だ。
(これに近い顔)
遅くなってごめんね、と言いつつ
着替えをすませ、エサを用意してから
トラニャの相手をする。
トラニャはホニャホニャ文句を言いながら、
それでもノドをごろごろ鳴らして
体をすり寄せてきた。
ちょっとだけPCに向かってベッドへ。
トラニャはくっついてゴロゴロ。
しばらくすると、エサ場に向かった。
疲れ果てていたので、すぐ眠れた。
そして翌朝。
目が覚めるとトラニャがいない。
いつものように5時前に起こされなかったのは
ラッキーだった。
メールチェックをしていても、
いっこうにトラニャが姿を見せない。
これは---
奥の部屋へ行って見ると、
トラニャが不満げな顔でわたしを見て、
フニャアと小さく鳴いた。
すねてるな、トラニャ、
思いっきりすねてるな!
ゴメンよ、仕事だったんだ。
そう言ってもトラニャには通用しないのだった。