皆さん、こんにちは。フィリピンの年末年始をもっと早くブログに上げようと思っていましたが、仕事が忙しくてブログ作成に手が回りませんでした。1月も半ばに入ろうとしていますのでちょっと季節外れ感はありますが、関心がおありの方は是非お付き合いください。恐らくここまで読まれた方は最後まで読んでくださるものと思います。

 

大雑把ですが、昨年から年始にかけてのフィリピンの一般的な休みに関しては下記のようになっています。

 

12月21日(金) 多くの企業が社内のクリスマスパーティーをする

12月22日(土) 休みの企業とそうでない企業が混在

12月23日(日) クリスマスホリデイ

12月24日(月) クリスマスホリデイ 銀行12時まで

12月25日(火) クリスマスホリデイ 銀行休み

12月26日(水) クリスマスホリデイ 

12月27日(木) 年末休み 一部の企業は仕事日

12月28日(金) 年末休み 一部の企業は仕事日

12月29日(土) 年末休み

12月30日(日) リザルデイー フィリピン開放の英雄リザルが処刑された日 銀行休み 

12月31日(月) 大晦日は年末休み 銀行休み

1月1日(火) 休日 銀行休み

1月2日(水) 休みの機関と仕事始めの機関がある

 

というようにフィリピンのクリスマスから年末年始休暇は連続して最長で11日くらいになります。フィリピンの年末というともちろん日本の年末とは様相が違います。マニラは常夏ですから気温は30度前後あり、日本の乾燥した寒い気候とは違います。交通渋滞がひどくなるのはマニラも日本と同じで通常の1.5倍から2倍、場所によっては3倍くらいかかります。例えば、通常は私が住んでいるマニラ市内は空港から30~40分くらいで着きますが、12月のクリスマス前だと、1時間半以上かかります。空港でもタクシー待ちが通常はゼロ分から数分ですが、この時期は1時間前後待たされます。

 

通常はフィリピンの雨季は10月で終わり11月からは雨が少なくなります。12月は大体晴れの日が多いのですが、2018年の12月はクリスマス前から12月31日まで毎日雨の連続でした。太陽はたまに出ましたが、雨か曇りでたまに強く雨が降ったりしていました。12月23日(日)はたまたまある教会のクリスマスイベントに招待されていったのですが朝から土砂降りの雨で、夕暮れみたいにとても暗く、道路の水たまりを自動車が勢いよく走り抜けていくので、その大しぶきを被ってしまいました。フィリピンのドライバーは歩行者に対する気遣いがないので困ったものです。文句を言いたくても自動車には追い付けませんから泣き寝入りするしかなかったです。これは、フィリピンの南東の方に台風が来ていてその影響だったそうです。フィリピンは一年中台風の影響を受けている国です。台風が生まれる場所にとても近い国ですから。

ところで、フィリピンのクリスマスについて以前ブログを書きました。しかし、クリスマス当日についてまで至っていませんので、フィリピンのクリスマスについても書きます。フィリピンのクリスマスイブからクリスマスなのですが、これもまた日本と大きく事情が違います。日本だと親しい友人、特に恋に絡んだ人間関係の場合は最重要日がクリスマスイブです。クリスマスイブにクリスマスディナーを食べて、クリスマスケーキを食べることが日本でのクリスマスイブの過ごし方です。家族の場合もクリスマスイブが最重要日で、翌日のクリスマス当日は何か気が抜けた祭りの後というイメージです。ところが、カトリック教徒90%というフィリピンでは、クリスマスイブは日本でいう大晦日の様にみんな早く家に帰って家族が集まってクリスマスイブを一緒に夕食を囲んで過ごします。だから、夕方から街の通りは人が消えてしまいいつもの通りとは違った様相でなにかゴーストタウンになったような雰囲気です。

 

といいますのは、このマニラの通りは、普通に行きかう通りすがりの人、食べ物、雑貨類、ギフトなどを売る屋台がずらりと並んでいますが、その屋台がほとんど消えます。そして、偽ブランド財布小物、タバコ、サングラス、偽ブランドスニーカー、バイアグラなどの薬を歩きながら売っている売人がいますが、いつもいる売人もほとんどいなくなります。私が売人をたまたま見つけてもいつもはしつこいくらい声を掛けてくるのですが、それもありませんでした。

 

カラオケなどの女性がいる飲み屋もほとんど休みです。だから、たくさんいる呼び込みもいません。とにかく人口が減少したような不思議な世界を作り上げていました。

 

いつも10時までオープンしているショッピングモールやスーパーもクリスマスイブは8時で閉店で7時過ぎには多くのお店が閉まったり、スーパーマーケットも閉店の準備をしていました。

 

ということで、フィリピンではクリスマスイブは外食より家族が家に集まることが最優先となっています。海外や地方にいる人たちはクリスマス前には必ず実家に帰ってきます。だからクリスマス前のマニラ空港は大混雑でした。そして、テレビのニュースではマニラ空港で海外から帰ってきた家族が久しぶりの面会で抱き合って喜ぶシーンがたくさん放送されていました。フィリピン人は海外で何年も長期契約して労働しています。その海外の労働収入が外貨収入のトップだと言われておりフィリピンには外貨を稼ぐ能力がほとんどありません。また、クリスマスイブまでに家族が里帰りをするという点では日本の大晦日と似ていると思います。

 

クリスマスイブにはもちろん普段食べられないご馳走を作ります。普通の庶民にとって肉は贅沢品ですから、クリスマスの時は肉料理が中心になります。クリスマスで人気の食べ物はハムとケソディボーラQueso de Bolaという表面を赤く着色した丸いチーズです。ケソディボーラは以前は庶民の家でもクリスマスの定番でしたが、このところ毎年値上がりしているので食べられない家庭が増えているそうです。

 

そこで、参考までにとても現実的な一般庶民のクリスマス料理の一例を写真でご紹介します。日本人から見るとご馳走とは思えないと思いますが、フィリピン人にはとてもすごいご馳走なのです。

 

この写真の料理について説明します。

🎄ローストチキンと茶色はソースです。

🎄ケソディボーラ(チーズ)が一緒に盛り合わせで付いています。

🎄ポークのパリパリ皮つきバーベキュー Bagnet といいます。これはイロコスIlocosというマニラの北部地方の料理でフィリピンではとても人気料理です。古い話ですが長期政権を維持してクーデターでフィリピンを追い出された元マルコス大統領はこのイロコス出身だとか。

🎄ハムのスライスとホットドッグ用ソーセージです。特にこの赤いソーセージはコッペパンに挟んでホットドックでも使われるのですが、安い定食屋の定番メニューである目玉焼きとライスと一つの皿に盛り合わせたホットシログHot Silogにも使われフィリピン人にとって最も親しみのあるソーセージです。ホットシログHot SilogはSinangag というガーリックフライドライスGarlic Fried Rice,とイトログItlog(=Egg)を略したものです。

🎄タコスに付け合わせとして、レタス、ビーフの繊維状にしたそぼろ、マカロニ、おろしチーズを添えてあります。

🎄スパゲティーにトマトソースが付いています。

🎄食パンのスライス

🎄焼きプリン

🎄フルーツサラダは缶詰のカットフルーツをコンデンスミルクとクリームを混ぜたシロップに漬け込んであります。


 

フィリピンの人気メニュー:ホットシログ

 

そして、食事が終わって真夜中の0時を家族みんなで待ちます。0時を過ぎるとクリスマスです。イエスキリストの誕生日ですのでメリークリスマスとかハッピーバースデイ・ジーザスクライストをお祝いの言葉を叫びます。フィリピン人でもジーザス・クライストを信じていない人もいますので、そういう人たちはハッピーホリデイとお祝いを言います。

 

それから、Pancitというフィリピンスタイルの焼きそばを食べます。日本の大晦日に新年おめでとうと叫んで、年越しそばを食べるのにちょっと似ています。それから、スイーツを食べます。もち米をココナッツで味付けして作ったビビンカBibingkaというデザートを食べます。もちろん、写真にあったフルーツサラダ、プリンやケーキなども食べます。


パンシットPancit : フィリピン式焼きビーフン

ビビンカ:もち米で作ったケーキでココナッツで甘く味付してあります。

 

そうしてクリスマスイブとクリスマスのお祝いが終わります。

年末と年始については次回お話しします。