アセンションが起こるための大前提として、これまで3次元世界を支えて来た価値観・あり方が崩壊して取り除かれる必要があります。
それは、必ずしも崩壊と言う過程を経なければならない訳ではないのですが、私達の辿るタイムラインにおいてはより多くの人々が「既得権益」を守るために、その古いあり方に固執しています。
これまでの金融システムと言うのは「お金」と「利息」を中心として成り立って来ました。これは、お金のない人々のもとからお金が有り余っている人々のもとへと富が吸い上げられて行く「搾取システム」です。
私達は、住宅ローン等の直接的な借り入れによって家をもう一軒買えるほどの利息を搾取されていますが、企業が負担している利息まで商品やサービス価格に含めて間接的に搾取されているのです。
しかし、それでも人々は今の金融システムが維持されて行く事を願っています。自分の僅かばかりの貯金が、紙くずになってしまう事を恐れているからです。
経済システムについても同じことが言えます。そこに張り巡らされた資本主義と言うシステムは、遊んで暮らせるだけの富を持たない人々が、ありあまるお金を持つ富裕者たちの為に企業利益を目指し、それを配当金として搾取されて行く仕組みです。
これも多くの人々は維持されて行く事を望んでいます。職を失い生活に困窮する事を恐れているからです。
ただ、良かれ悪かれこれらの社会システムやそれに沿った人々の価値観・あり方と言うのは、今後数年で崩壊し洗い流されることになっています。なぜなら、この世界は既にアセンションの最終段階にあるからです。
そのため、私達はよりスムーズにその混乱期を乗り越えて行くために、それに対して備える必要があるのですが、実際にはそれは「備え」と言うよりも「移行」として進めるべきものになります。
今から崩壊するのは「3次元的な性質を持つもの」になります。つまり、社会や人々のあり方の全てが崩壊する訳ではありません。4次元的な価値観・あり方は、それとは対照的にここから加速的に広がって行く事になるのです。
そのため、私達が「崩壊への備えとして意識する事」は、崩壊して洗い流される3次元的な価値観・あり方から離れて、ワクワクと調和的な4次元的価値観・あり方の中へと「移行」を進める事です。
既に4次元の波動で生きている人達ほど、今からの混乱にも動揺することなく前向きにそれを乗り越えて行く事が出来ます。そして、3次元の波動に留まっている人達ほど、価値観や生活の基盤が崩壊し、人生が立ちいかなくなってしまうのです。
これまでにも例として何度も書いて来ている事ですが、飽くまでも1つの例としてもう一度書けば、金融経済が破綻して社会機能が麻痺し、壊滅的な社会崩壊が起こったとしても、田舎で自然と調和的に自給自足の生活をし、近所の人達とも支え合う事が出来ていれば大きな問題は無いという事です。
それどころか、それを切っ掛けとしてますます隣近所との繋がりを深め、自然の恵みに対する感謝もより大きく感じて行く事になるでしょう。
これは分かりやすい典型的な例としての話ですが、そこまでではなくても、ワクワクと楽しめるものを育てて来た人達はその特技が支え合うコミュニティの中で大きな役割を得る事になるかも知れません。
「備える」と言う意識は、食料・日用品などの「物」を備えると言う意識に向かいやすいのですが、それには限界があります。そして、それだけでは崩壊に飲み込まれるタイミングが少し先延ばしになるだけです。
そうした備えにも衝撃を和らげると言う重要な意味があるのですが、あくまでもそれは「生活破綻を先延ばす」為のものではなく、自分の現実を「4次元世界へ軟着陸させる」為のものでなければなりません。
皆さんの日常は、どこまで4次元領域への移行が進んでいますか?









