先日、家内のMRI検査結果を聞きに行ってきました。

くも膜下出血でコイリングを行い1年目の経過が順調かを診てもらいます。

 

治療の経過が順調でも、期間が経つとコイルが動脈瘤の中に押し込まれて、動脈瘤が部分的に再開通する(コイルパンクション)ことがあります。

そのため定期的にMRI検査を行うか血管造影(CTやアンギオ)を含めた検査が必要です。

コイルはその材質がプラチナ製のためMRI装置は3Tで特殊なプロトコルでないと撮影ができません。

 

さて検査結果は、、、

命の恩人である脳外科の先生より、経過は順調ですよと。

コイルパンクションも起きておらずほっとしました。

もしコイルパンクションが起きていたらフローダイバーターステントというステントを脳動脈に入れる血管内治療が必要です。

経過が順調で本当に良かった!!

 

少し専門的な内容になりますが。。

コイルはプラチナで出来ているのでCTで撮影する場合はアーチファクトが出て画像になりません。

特殊な撮影方法でGSI撮影を行うと画像化する事が可能ですが、これができるCT装置はGSI撮影ができる機種のみです。

これを撮影する技師さんの技量も必要です。造影剤も使用します。

もし私がこの検査を行うなら北海道の札幌市内にある〇〇記念病院で行いたいな~。

 

でもMRIならば造影剤も使用しないのでやっぱりMRIかな。