市役所に介護保険認定の申し込みを行い2週間経過したくらいだったでしょうか、家内の入院している病院にてインタビューが行われました。

 

リハビリテーション病院への転院時から約2週間ぶりに家内と会えるので家族総出で向かいました。(家族総出と言っても3人)

 

受付を済ませ待合室で待っていると、

家内が車いすで登場して目が合った時に家内の表情が笑顔に変わるのが確認できました。

これまでにない反応です。 娘二人はママ~と駆け寄ります。

 

ママ元気か??元気だよ~と。 

話す感覚が2週前と比較してすごく改善している!!

 

先日は3人同時に話すと混乱していましたが、私たち3人が同時に話しても聞き分けることができていました。

会話はほぼ9割ほど以前と同じです。

これは本当に嬉しかったです!

私は涙を堪えることが出来なかったです。。

 

さて、気を取り直し早速介護保険認定員のインタビューが始まりました。

40分くらいかけて色々な質問と体の動作を確認しました。

 

名前は? 

〇〇〇〇です。

 

年齢は?

41歳!!、、いっきに10歳ほど若返りました!(笑) 

しかし、本人は至って真剣に答えていました。

 

今の季節は?

家内は初夏と答えました。 

家内らしい言い方です。

これ以外にも色々な質問を介護保険認定さんから多く行われました。 

 

一人で立てますか?  

立てるなら何秒なら立てるか?

 

トイレは一人で可能か?

 

お風呂では一人で体を洗えるか?

 

徘徊はありませんか?

 

矢継ぎ早に質問の嵐でしたが、回答できない所は担当看護師さんが同席されたので今の現状を話してくれました。

 

言葉はほぼ8~9割戻っていますが、動作はまだまだ一人ではできない事が多い。

 

 

左の眼動脈が塞がったので右目だけしか見えてない。

私たちが把握してない事を看護師さんが色々と話してくれて助かりました。

 

ちょっと気になったのは右目の視野が狭くなっているのか、文字を読むのが辛そうでした。

 

最後の質問で記憶力のテストがありました。 

質問内容は デスク上にノート、ペン、時計を置きこれを覚えておきましょう。と。

3分ほどしてから認定員の方がノートとペンだけを目の前に出し、これ以外に何がありましたか??と質問。

 

家内は少し時間かかりましたが、時計と回答出来ました。

思わずみんなで拍手!!

 

認知症はありませんね!と。

 

認定員のインタビューが終わってしばし家内と会話が出来ました。

いや~本当に凄い回復ぶりです。

身体の麻痺、特に右側があるのですが、家族で前みたいに話せるようになったのは素晴らしい進歩です。 

 

10分ほどの会話でしたが、正直これでもう安心しました。

後はリハビリを頑張って身体的な事が少しでも回復してくれればいいです。 

多くは望みません。 

 

病室に帰る時間が来ました。

車椅子は私がおします。

 

別れ際に耳元でまた来年ハワイ行くよ!

と言ったら

家内は元気にうん!って言ってくれました。

 

私は頑張って馬車馬のように働きます。 

 

これまで家庭の事をほぼ振り向かずに働いてきた私ですが、今後は家内のために時間を捧げようと思いました。。