一山 超えたのかな・・
告別式に参加した帰り,
一人暮らしをしている子どもへ
メールしようと思った。
「死んじゃダメだよ・・
生きていこうね」 と。
だけど,職場へ戻る時間が迫っていた。
残業した帰りの8時半過ぎ,
電話を入れた。
呼び出し音だけが鳴り,留守番センターのメッセージ。
大丈夫だろうか・・
また落ちているんじゃないだろうか・・
家人に電話を入れて確かめた。
「バイトなんじゃないか?」
ああ・・そうか・・
ホッと安堵した矢先,
携帯の呼び出し音。
「なぁにー? どうしたのー?
もう,バイトに来てるよー」
元気そうな声。
良かった・・
「いや,今日,突然 お葬式に行くことになってね・・
その帰りに,メールしようと思ったんだけど・・」
「ん?」
「死んじゃダメだよ。
生きていこうね」
「は~? 大丈夫だよ~w
もう,死ぬなんて考えてないから~」
良かった・・
一人暮らしをして,
いろいろ考え,見えてきたものがあるのかもしれない。
昨日は,私の風邪を案ずるメールもくれた。
以前なら,人を思いやるなんて
考えられなかった。
季節が変わるように,
あの子の心も,
少しずつ晴れて,
一山超えたのかな・・
そんな気がする。。
安らかに・・
職場に着いて,飛び込んできた訃報・・
その人を知る人は
今は,私ぐらいで・・
上司の計らいで,
告別式に参加させてもらってきた。。
元気な,明るい人だった・・
女手一つで,男の子ばかり三人を育ててられた。
あまりに突然の・・ 死・・
今はただ
安らかに眠られることを祈るばかりです。。