先ほど、加島祥造さんという80代のおじいさんがEテレの番組に出演していた。
加島さんは詩人だがとても為になる言葉をたくさん綴っている。
あまり読書をしたがらない母がテレビを一緒に見ていたので、この本読みたいから
インターネットで注文できる?なんて珍しく。。。
現代語訳「老子」がベストセラーになっている詩人・アメリカ文学者の加島祥造氏が、長野県伊那谷の自然に住むなかで次から次へと湧き出てきた、すべてが「求めない」で始まる詩約100篇を収録した珠玉の詩集
求めない -
すると
今じゅうぶんに持っていると気付く
求めない-
すると
今持っているものが
いきいきとしてくる
求めない-
すると
心が澄んでくる
求めない-
すると
悲しみが消えていく
求めない-
すると
時はゆっくりと流れ始める
求めない-
すると
心に平和が広がる
求めない-
すると
求めない自分の寂しさを知る
求めない-
すると
求めない自分の勇気を知る
求めない-
すると
今自分にあるものがすばらしく思えてくる
求めない-
すると
もっと大切なものが見えてくる
それは
すでに持っているものの中にある
求めない-
すると
人も君に求めなくなる
求めない
すると
人から自由になる
求めない
すると
人の言うことが前より分かるようになる
そして、人の話をよく聞くようになる
すると
人はとても喜ぶものだよ
求めない
すると
人は安心して君に寄ってくる 求めないと
ドアが自然に開くと気付くよ。
左手のドアかもしれない。
するとそこから思いがけない幸運が
来るかもしれない。
右手のドアかもしれぬ。
そこから思いがけない不運が
出てくるかもしれない。
いずれも
君が求めて開けたんじゃないから
どちらが来ても
君は静かに受け入れることができるんだよ。
求めない-
すると
君は求めないほうの自分を
知り始める。そんな自分を面白がり始める。
愛し始める。
そんな自分が寂しくなり
怖くなりもする。
そして、また人を求め始める-
それでいいんだ、ひとたび
求めない自分があると
知ったんだから -