「やめたいのに、やめられない」


 ギャンブル依存症について、ブログを書こうと思った。 


でも、なかなか書けなかった。 


たぶん、本当のことを書くのが怖かったからだと思う。 


ギャンブルは、最初はただの遊びだった。 

少し勝てば嬉しい。
負けても、「次は勝てる」と思っていた。 


でも、いつの間にか、生活の中心に入り込んでいた。
「今日は行かない」と決めても、気づけばスマホで情報を見ている。


 財布にお金が入ると、「少しだけなら」と考えてしまう。 


負けるたびに後悔する。
もうやめようと思う。


 それなのに、時間が経つと、また行ってしまう。


 自分でも、不思議なくらいだ。 


一番つらいのは、「隠すこと」かもしれない。 


家族には言えない。
友人にも言えない。
だから、嘘をつく。 


「ちょっとコンビニ行ってくる」
「仕事で外に出る」
「お金が足りないのは、別の理由」
本当は、全部ギャンブルなのに。


 隠せば隠すほど、自分が嫌になる。
そして、お金がなくなる。


 最初は貯金。
次にクレジットカード。 


 そのうち、カードローンに手を出す。


 借りた瞬間は安心する。
でも、その安心は長く続かない。
「取り返せば返済できる」
そう思って、またギャンブルに向かう。 


結果は、だいたい同じだ。 


負ける。


 後悔する。
眠れない。 


「自分は何をやっているんだろう」と思う。


 ギャンブル依存症の苦しさは、
お金だけではないと思う。 


孤独だ。 


誰にも本音を言えない。
相談できない。
弱さを見せられない。
だから、さらに苦しくなる。


 本当は、わかっている。
家族や友人に、全部話せたら。
「助けて」と言えたら。
きっと、少し楽になる。 


でも、それができない。 


怒られるかもしれない。
呆れられるかもしれない。
信用を失うかもしれない。
そう考えると、口が閉じてしまう。 


それでも、最近思う。
隠し続けることのほうが、もっと苦しい。 


「やめられない」と認めること。 


「助けてほしい」と言うこと。


 それは、弱さではなく、
立ち直るための最初の一歩なのかもしれない。


 この文章を書きながら、
自分自身にも言い聞かせている。


 ギャンブル依存症は、意思が弱いだけではない。
一人で抱え込むほど、深く沈んでいく。
だからこそ、
少しずつでも、本音を外に出していきたい。