私が治療家になる前に、まだ学生で武術稽古に勤しんでいる時に出会った本です。
治療に携わる前に読んでおいて良かったと思いますが、
この本の考え方で治療に携わっていると変人扱いされて、まったく理解されませんでした。
未だに理解されませんが、昔よりはわかってくれる人が増えたような気がします。
この本を読むまでは、人間の体というものをもっと機械的なモノとして捉えていたように思います。
この本を読んでからは、人間の体というのは有機的で生命そのものといった、もっと昆虫や動物と同じように捉えるようになりました。
自分の意志とは違うところに生命の働きがあるような感じですかね。
この本では、それを錐体外路系の働きといっています。
誤解を恐れずにわかりやすく言えば、自律神経系のことですかね。
治療家の中では、風邪が治せれば一人前だという考えがあるらしいのですが、
この本は、風邪の治療法ではなく、風邪自体が自然治癒力の表れであるという考え方なのです。
なので、風邪は治すものではなく、経過するもの。
経過すれば前よりももっと健康になるというものなのです。
いまでも、治療とは錐体外路系の働きを回復させて高めるものだと思います。







