猫の鳴き声で降りるんだニャ~
 岡山 路面電車など降車ボタン交換




ニタマのイラストがデザインされた路面電車の降車ボタン


次で降りるんだニャ~―。 岡山電気軌道(岡山市中区徳吉町)は22日、動物駅長ブームの火付け役となった猫 「たま駅長」 を車体にあしらい、同市内で運行している路面電車1両と路線バス10台で、降車ボタンの音をブザーから猫の鳴き声に切り替えた。

 たまは、同じ両備グループの和歌山電鉄(和歌山市)貴志川線貴志駅の初代駅長で、昨年6月に死んだ。 後任駅長は、同じ三毛猫で岡山生まれの「ニタマ」(雌・6歳) が務めている。

 新しいボタン音は、収録したニタマの鳴き声を使っており、「ニャ~」を2回繰り返す。 ボタンの表面には、猫の肉球とニタマのイラストをデザイン。 停車を知らせるバスの車内灯の表示も 「つぎ・とまるニャ~」 に変更した。

 この日、岡山電気軌道の東山車庫(岡山市中区徳吉町) で車両のお披露目式があり、近くの保育園児らがボタンを押して反応を楽しんだ。 同社の小嶋光信社長はあいさつで 「楽しくバスや電車に乗ってほしいニャ~」 とユーモアを交えてPRした。



  (2016年03月23日 08時10分 更新)





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  (山陽新聞デジタル)