「インフルエンザワクチン」
   打つ時期はいつがいいの?
     よくある疑問に答えます


  2016.11.14

記事提供:mamaPRESS


毎年猛威をふるうインフルエンザ。 実は、流行り始めてから予防接種を受けても遅すぎるって知ってましたか? 毎年流行するのに、意外と知らないインフルエンザのこと。

予防接種の効果はいつからいつまで? 本当に打ったほうがいいの?そんな予防接種の疑問に答えます。

11月半ば~12月に打つのがベスト!



インフルエンザに限らず、予防接種のワクチンは体内に入ってから抗体ができ、病気を防ぐ力を発揮するまでには時間がかかります。

インフルエンザワクチンも、接種後2週間後くらいから効力を発揮するので、いざ流行り始めてから接種しても、効果が出るまでの間に感染してしまう可能性もあるんです。

また、12歳未満は2回接種が必要なこと、1度目と2度目は2~3週間期間を空けなければいけないことを考えると、流行時期の12月から3月に備えるためには、11月半ばから12月初旬に予防接種を済ませておきたいですね。


インフルエンザA型とB型とC型の症状や特徴の違い


予防接種しても感染してしまうこともある

予防注射を受けたのにインフルエンザにかかってしまった経験のある人も少なくないと思います。 だったら別に受けなくてもいいんじゃないの? と思われがちですが、答えはNO!

インフルエンザに限らず、ワクチンの接種を受けるのは、その病気にかかるのを予防する目的だけでなく、 “重症化することを防ぐ” という目的もあるのです。

予防接種をしていたのにかかったよ、という場合は比較的症状が軽かったのではないでしょうか。 インフルエンザは毎年流行する病気ですが、乳幼児が重症化すると気管支炎や肺炎などを併発することもあり、最悪の場合死に至ることもある怖い病気です。

生後6カ月から接種可能ですので、保育園など集団生活をしている場合は、特に接種をおすすめします。

去年かかったし、今年はかからない?



病気にかかると免疫ができて、次に同じ病原菌がカラダへ入ってきても病気に罹りにくくなるという話はよく聞きますよね。

じゃあ、去年インフルエンザにかかった人は翌年には罹りにくくなるということなの? こちらも答えはNO!

インフルエンザウイルスには基本3つの型(タイプ) があり、そのウイルスが毎年少しずつ変化を繰り返すことで流行します。
毎年インフルエンザウイルス型(タイプ) が少しずつ違うため、前の年にかかったからといって、その年にかからないとは言い切れません。 むしろ、同じ年に2回かかることだってあるくらいなんです。

昨年とまったく違うインフルエンザが流行すれば、去年の抗体は役に立ちませんので、予防接種を受けないという判断基準にはなりません。

また、予防接種の効果が継続する期間は、接種後2週間から4~5カ月。 去年予防接種を受けたから今年は受けなくていい、というのも認識として間違っています。 インフルエンザのワクチンは、毎年接種することが望ましいのです。

毎年この時期になると “予防接種は必要ない” なんて声が聞こえてきます。

筆者には1歳の息子がいるのですが、集団生活をしていないから大丈夫だろうと、昨年は予防接種を受けさせませんでした。 しかし見事児童館で感染し、それが4歳の姉にもうつってしまいました。

高熱や痛みにぐったりしている子どもの姿に、防げるのに何もしてやらなかったことを悔やみました。 今年は早めの予防接種と手洗いうがいで、インフルエンザの流行時期を乗り切りたいと思います。

まだ接種の予約をしていないという方は、そろそろ考えてみてはいかがでしょうか?



出典:インフルエンザの予防接種、いつが効果的なのか 11~12月半ばがベスト
出典:インフルエンザ−インフルエンザの理解を深め、正しい知識や予防法を身につけましょう!
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