ひまわり9号、打ち上げ成功
  台風などの高い監視能力
       平成34年から観測へ



  産経新聞  11/2(水) 15:56配信


打ち上げられるH2Aロケット31号機

打ち上げられるH2Aロケット31号機

 時事通信  11/2(水) 15:54配信

気象衛星 「ひまわり9号」 を搭載し、打ち上げられるH2Aロケット31号機=2日午後、鹿児島県・種子島宇宙センター

ひまわり9号打ち上げ

上昇するH2Aロケット31号機

 時事通信  11/2(水) 15:54配信

気象衛星 「ひまわり9号」 を搭載し、上昇するH2Aロケット31号機=2日午後、鹿児島県・種子島宇宙センター

ひまわり9号打ち上げ

 気象衛星 「ひまわり9号」 を搭載したH2Aロケット31号機が2日午後3時20分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。 約28分後、衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。

 ひまわり9号は昨年7月に観測を開始した8号の同型機。 衛星のエンジンを噴射し、今月10日ごろに高度約3万6千キロの静止軌道に乗せる。 当面は8号が故障した際に使う予備機とし、平成34年から後継機として7年間、観測を行う。

 9号の性能は静止気象衛星で世界初のカラー画像を実現した8号と同じ。 先代の7号に比べ解像度を倍増させ、観測間隔は30分から10分に短縮。 日本周辺に限ると2分半ごとに観測でき、台風や集中豪雨などの高い監視能力を持つ。 開発費は約170億円。


ひまわり8号と9号の想像図

ひまわり8号と9号の想像図

 時事通信  11/2(水) 15:47配信

気象衛星ひまわり8号(画像手前) と 9号(同右奥) の想像図。 8号は昨年7月から運用中で、9号は2022年度に引き継ぐ予定(気象庁提供)

H2Aは25回連続の成功となり、成功率を96・7%に高め信頼性を向上させた。





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  最終更新:11/2(水) 16:39


   産経新聞