<ネット分析>
 子供があって裕福な人ほど…
 ブログ、SNSへの
 「炎上」書き込み 参加者はこんな人



毎日新聞  4月2日(土)10時0分配信


「炎上」参加者はこんな人
<ネット分析>子供があって裕福な人ほど…ブログ、snsへの「炎上」書き込み参加者はこんな人



 インターネットとソーシャルメディアの発達で、多くの人の目に触れるようになった 「炎上」。いったい、どのような人が参加しているのだろうか。その実情を推測させる統計的な分析を、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一助教(29)がまとめた。
年収が高いほど炎上行為に参加する確率が高まる--など、従来、想定されてきた炎上参加者のイメージとは異なる 「意外」 な結果となっている。

 炎上には、コンビニのアイスケースに店員が入って撮影した写真をネットに投稿するなど、社会規範から明らかに不適切な行為として批判が集中する場合もあれば、コメントする人の政治・社会的な立場などで評価が大きく分かれるものもある。
今回、山口氏が分析した炎上への参加も、ポジティブ・ネガティブ、双方の側面を含んでいる。


4年前から郷里熊本に在住する井上晴美さん、ブログ更新停止 心ない批判に「これ以上のつらさは…」  
   何故、この様な批判をするのだろうか!?
   “思いやり” という言葉からかけ離れた人物なのか
   この様な批判コメントを書き込む人物の人間性を
   疑ってしまいます。(にゃー



 山口氏の分析は、多摩大学情報社会学研究所が2014年11月、調査会社マイボイスコム社のインターネットモニターに実施した 「インターネットの利用に関するアンケート」 のデータを利用して、 「計量経済学」 と呼ばれる手法を用いたモデルを作成し、 「性別」 「世帯年収」 などの属性ごとに、それぞれの炎上行為に参加する確率がどうなるかを調べた。

 それによると、
(1)子供と同居している親は、そうでない人よりも、炎上行為に参加しやすい
(2)個人年収や世帯年収が高くなるほど、炎上に参加する確率が高まる--という結果が示された。
 「子供を持つ、裕福な人ほど炎上に参加している」(山口氏) ということになり、これは、従来、炎上を扱った著書などで言われてきた 「炎上に参加しているのは貧しい人が多い」 というようなイメージとは大きく異なっている。

 一方、性別と年齢に関しては、女性よりも男性、また、年齢が高い人よりも若い人--の方が、炎上行為に参加しやすいという結果だった。

 また、学歴、都市圏に住んでいるか否か、結婚の有無、1人暮らしか否か--などについては、炎上に参加する行動への有意な影響はみられなかった。

 山口氏は、 「少なくとも本分析においては、学歴は、炎上に参加する行為に影響していない。炎上に参加しているのは低所得・低学歴の人というイメージは支持されなかった」 と述べた。
また、子供と同居する親の方が炎上に参加しやすいとの結果については、 「子育て関連や安全保障関連の話題は、子持ちの親の方が関心が高いため、炎上に参加する確率が高くなる可能性は十分に考えられる」 と話した。



 山口氏は1986年生まれ。慶応大経済学部卒、同大大学院経済学研究科で博士号(経済学)取得。専門は計量経済学。研究領域は、ソーシャルメディア、コンテンツ産業、フリービジネス、プラットフォーム戦略など。今回の分析は近刊「ネット炎上の研究」(共著、勁草書房)でも紹介される。

  【尾村洋介/デジタル報道センター】



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  最終更新:4月2日(土)15時26分


   毎日新聞





   井上晴美、ブログ更新停止
    心ない批判に
    「これ以上のつらさは…」



 スポニチアネックス  4月19日(火)7時1分配信


 4年前から在住している熊本県で被災したタレントの井上晴美(41)が18日、地震発生後から近況をつづっていたブログの更新を停止することを公表した。

【写真】地震に遭遇した井上晴美は混乱した部屋の写真をアップ(井上のブログから)

 避難生活の心中を語る内容について、インターネット上で 「愚痴りたいのはおまえだけじゃない」 などと批判されていることを受けたもの。
この日午後3時ごろ 「発信やめます これ以上のつらさは今はごめんなさい」 と書き込んだ。


 所属事務所関係者によると全壊した熊本市内の実家に続き、益城町に程近い自宅も全壊し、熊本市内の旅館に一家で身を寄せているという。



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  最終更新:4月19日(火)8時51分


   スポニチアネックス