増え続けるパワハラ相談、
  過去最多=14年度6万件突破
              ―厚労省―



  時事通信  6月12日(金)18時3分配信



 厚生労働省は12日、2014年度の個別労働紛争の相談状況を発表した。 パワハラを示す 「いじめ・嫌がらせ」 の相談件数は前年度比5.1%増の6万2191件と過去最多を更新し、初めて6万件の大台を超えた。

 パワハラに関する社会の認知度が上がったことで労働者の問題意識が高まり、上司からの指導などを労働問題として認識し相談する事例が増えていることが背景にあるとみられる。 相談内容は、上司や事業主から暴言を受けたり、無視されたりしたことを訴える事例が多かった。

 労働相談全体の件数は、1.6%減の103万3047件。 景気回復を受け雇用情勢が改善していることから件数自体は減少したものの、7年連続で100万件を超えた。



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   過去最多=15年度6.6万件
  14年度より増えるパワハラ相談
             ―厚労省―



  時事通信  6月8日(水)18時37分配信


 厚生労働省が8日公表した2015年度の労働紛争に関する調査結果によると、民事上の労働相談のうち、上司による暴言や無視などの 「いじめ」 が前年度比7.0%増の6万6566件と過去最多となり、14年度よりも増加している。

 厚労省は 「職場のいじめは増加傾向が続いている。 パワハラに関する指導や啓発を徹底したい」(労働紛争処理業務室) と説明している。

 民事上の労働相談は、計24万5125件で2.6%増えた。 「いじめ」 以外では、「解雇」 は3万7787件と3.0%減ったが、「自己都合退職」 は8.7%増の3万7648件と増えた。



最終更新:6月8日(水)20時44分



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  最終更新:6月12日(金)21時24分


   時事通信


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