100円ショップで備える
  命を守る防災20品
      〈週刊朝日〉



  dot. 1月16日(金)7時17分配信



 100円ショップの商品の中から、都市防災学の専門家の明治大学危機管理研究センター・中林一樹特任教授に監修してもらい、生存率を高める最低限必要な防災グッズ20を紹介しよう。


「東日本大震災では、発生から3~4日間、被害の大きな被災地に、水、食料などが配給されませんでした。被災後3日間を生き延び、その後の1週間は自立して生きていけることをイメージしてください」
  (中林氏)

 県や市町村などの自治体には、防災用の備蓄品が保管されているが、車の台数が足りなかったり、道路が壊れていたりして、運べないことがある。

「非常食は乾パン、氷砂糖のような賞味期限の長いものだけではなく、ポテトチップスのようにカロリーが高くて塩分多めのものも、災害の時にはかえってエネルギー源になって良い。チョコレートやクッキーなどもいいでしょう」

 LEDライトだけだと、暗闇を歩くのにはいいが、明るいだけで熱が出ない。
「非常用ローソク」 があると、お湯を沸かせたり、暖もとれる。
災害時に困るのはトイレ。「携帯用ミニトイレ」 があれば、個室さえ確保すれば済む。
ライターも必要品の一つ。火を熾すことが出来れば簡単な調理もできるし、焚き火で暖をとることもできる。
昔は喫煙者が大勢いたが、最近はめっきり減っているだけに、ライターを持っている人自体が少ない。


 中林氏は、災害時に必要な事として 「まずは地震の最初の一撃で死なないことだ」 という。
普段から 「耐震マット」 で家具を固定し、「窓ガラス保護シート」 でガラスが飛散しないようにしておきたい。
非常用の袋はあるものの、押し入れの奥で埃をかぶっているという家庭も多いのでは?

「袋にはおいしい食料品を入れておいて、毎日食べて、また買ってくればいい。長期保存というよりも、いつもフレッシュな状態にしておくことのほうが大切です」

 100円グッズで命拾いできたらありがたい。


必要な防災グッズは、各ご家庭によって違うと思うので家族と相談の上、追加や減らすものを選ぶようにすると良いでしょう。防災グッズは多くなりすぎると重くなってしまいます。
災害時、重い荷物は非難するときの障害となりかねません、防災グッズは最低限必要なモノを選ぶようにすると良いでしょう。


■被災後72時間をサポートする10品
 【1】ペチャンコ水筒1.2リットル
 【2】氷砂糖
 【3】携帯用ミニトイレ
 【4】5LEDライト
 【5】USBチャージャー
 【6】ホイッスル
 【7】アルミ温熱シート
 【8】携帯用救急セット
 【9】スモークシャットアウト
 【10】防犯アラーム

■自宅や避難所での生活を確保する10品
 【1】非常用給水バッグ
 【2】非常用持ち出し袋
 【3】非常用ローソク
 【4】燃料炭
 【5】ポンチョ
 【6】使い捨てパンツ
 【7】アルコール分含有の除菌ウェットティッシュ
 【8】折りたたみ携帯マット
 【9】窓ガラス保護シート
 【10】耐震マット


 (本誌・福田雄一、小泉耕平、山岡三恵、上田耕司)

※週刊朝日  2015年1月23日号


100均ダイソーの防災グッズと非常用持出袋で備える! | 100均探偵団

100円ショップで揃う防災グッズ




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  最終更新:1月16日(金)8時52分


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