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  飲み会の
   華麗な一本締めのやり方


  2013年06月18日更新




歓迎会や送別会など、大人数が参加する飲み会で最後に行われることが多い「一本締め」。懇親会や同窓会など、少しカジュアルな飲み会でも最後に一本締めを行うと、場が締まっていい雰囲気のまま解散できますよね。
しかし、意外に難しいのが一本締めの前の口上(挨拶)。突然振られてもしっかりこなせるように一本締めのやり方について確認しておきましょう。
ここでは一般的な一本締め前の言葉について例文を使ってご紹介します。


一本締めとは?

三本締めの省略形

そもそも一本締めとは、三本締めの省略形です。
「パンパンパン パンパンパン パンパンパン パン」のように3回、3回、3回、1回に分けて10回手を叩きます。これを1つとして3つ繰り返すのが三本締めです。

三本締めを省略して3つ繰り返さず1つで終わらせることを一本締めと言います。

三本締めと一本締めの使い分けって?

一本締めと三本締めの違いは「長さ」だけです。
人が多かったり時間が遅かったりする場合は時間を短縮するために一本締めにした方が無難です。

「一丁締め」との混同に注意

よく「一本締め」というと、「よぉ~、パン」と1回だけ手を叩くものだと勘違いする人がいるのですが、あれは正式には「一丁締め」と言います。

これは道端であったり他の人がいる店内などで行う時に、三本締めや一本締めだと迷惑になるため簡略化したものです。
同窓会や仲間内の飲み会では使えますが、オフィシャルな飲み会では避けましょう。

「一本締めをします」というと「一丁締め」と勘違いする人もいますので、挨拶の前に「パンパンパン パンパンパン パンパンパン パンと10回手を叩いてください」などと説明しておくとスムーズです。


一本締め前の声かけ

一本締めは飲み会の最後に役職者や幹事が行うことが多いようです。
しかし、突然、「それじゃあ、今日は◯◯さん、一本締めよろしく!」などと言われる可能性もあります。そんな時も慌てずに、なるべくスマートにこなしたいですね。

会社の飲み会などでは

「ご指名に預かりました、(部署名)の(名前)です。僭越ながら、一本締めにて締めくくらさせていただきます。皆様ご起立お願い申し上げます。本日お集まりの皆様のご健康と、我が社のますますの発展を祈念いたしまして、お手を拝借いたします。」

というのが典型でしょうか。大人数で行う忘年会などの場合には、一応軽い自己紹介を入れて下さい。もちろん少人数で参加者がお互いを把握できている場合には必要ありません。
また、上記の定番挨拶に、歓迎会では、
「それでは、新たな戦力◯◯君の働きに期待を込めて。」

送別会では、
「寂しいですが、◯◯さんの今後の活躍をお祈りして。」
などと付け加えるとより良いでしょう。
悪気ない褒め言葉であったとしても、「美人の新人さんが入って、男性の士気が高まりますね。」などと言ってしまうと不快に思う人もいます。注意してください。

同窓会など、会社以外での場では

参加者のほとんどが同級生など、ゆるめの雰囲気の飲み会であっても、だらだらと解散になってしまうと台無しですよね。ここでも一本締めを行い、きちんと締めましょう。ただ、畏まりすぎると楽しい雰囲気が壊れてしまうので、ほどよくくだけた挨拶をしましょう。

「ご指名に預かりました、(クラス名など)の(名前)です!今日は皆さんお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。久しぶりに昔の仲間に会えて、リフレッシュできたんじゃないかと思います。次の同窓会でまた会いましょう!それでは一本締めで締めます。」

先生が参加している場合は、
「◯◯先生、ご参加ありがとうございました。」
など、同級生を代表してお礼を言うのもいいでしょう。そのクラスや学年の皆に共通している楽しい思い出があれば、それを盛り込んでも良いですね。その場合は、わからなくてしらける人がでないよう、必ず全員がわかるネタにしてくださいね。


おわりに

定番の前口上だけ覚えてしまえば、難しいことはありません。
今回ご紹介した例文を覚えたら、自分らしい言葉やその場に合った文章を加えて素敵な挨拶にアレンジしてみてくださいね。
また一本締めと三本締め、一丁締めを使い分けられるととてもスマートですよね。ぜひマスターしてください。
その他、お酒の席でのビジネスマナーはこちら。
ビジネスでの酒席・接待のマナー
(photo by http://www.ashinari.com/2012/06/20-363601.php?category=5 )

本記事は、2013年06月18日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。