ネガティブ思考な人は
「老化」しやすいことが判明
2013/2/18 18:18
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生きていれば不安になることはあるし、将来の心配をぼんやりと考えてしまうのはよくあること。
また、
「来月は仕事が忙しくなるけど乗り切れるだろうか?」
「子供が学校でやっていけるだろうか?」
など先のことで悩んでしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、ちょっと待って。そのくよくよ悩む癖があなたを老けさせるかもしれません。
無闇に先のことを悩んで自分を追い込むと細胞が老化しやすい、という驚きの研究結果が出たのです。いったい、どういうことでしょうか。
■細胞分裂の回数券
“テロメア”が老化に関係?
人間の細胞は分裂することで新しい細胞を生み出し、古い細胞は死んでいきます。
しかし、細胞分裂には限りがあるんですね。実は細胞の中の“染色体”と呼ばれるものの中に、“テロメア”というものがあります。細胞分裂をするとこのテロメアが短くなり、テロメアがなくなると細胞分裂ができなくなってしまうのです。
つまりテロメアは細胞分裂の回数券といったところ。テロメアが短いほど細胞の老化が進んでいる、ということです。
■ストレスを予測して
不安に陥りやすい人ほど危険?
テロメアの存在が細胞の老化に関わっているのですが、カリフォルニア大学のエリッサ・エペル博士がテロメアとストレスの関係についてのある実験をしました。
女性50人に数学の問題を解かせたり、人前で話をするというストレスを与えた後、テロメアの長さを測定したのです。
すると、ストレスになる状況を予測した時に脅威や怖れの気持ちが高い人ほど、テロメアが短く細胞の老化が進んでいることが明らかになりました。
先のことに恐れて不安を抱きがちな性格の人が、慢性的にストレスをによる細胞の老化を招きやすいのではないか? という結果だったのです。
■むやみに
不安がらないことが若さの秘訣
ネガティブでくよくよしやすい人が細胞の老化を招きやすい、という驚きの事実が明らかになりましたが、じゃあポジティブシンキングをしていれば若くいられるかと、いうとそれもまた極端な話です。
「精神科医に聞く!“超ポジティブ思考”って実はヤバイ」でも紹介しているように、いきすぎたポジティブ思考は社会生活に支障をもたらして余計にストレスをためることになりかねません。
大切なのはあらかじめ自分の不安を分析してくよくよしないようにすること。
「忙しいのに頭が回らない…負のスパイラル解決法3つ」でお伝えしたように、不安になっていることを書き出して自分の不安の数を把握したあえで、ひとつひとつ解決することが大切です。
くよくよ癖の強い人は、不安は頭の中にしまったままのため、解決できないもののように思ってしまうところ。むやみにポジティブになるのではなく、不安を整理する癖を持つのが大事なのです。
年齢を重ねても若々しく生き生きしている人は、明るく生きている人が多いです。
でも、明るいのは悩みや不安がないということではなく、うまく整理して折り合っているということではないかと思います。
今日から、不安を整理する習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
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ネガティブ思考な人は「老化」しやすいことが判明
2013/2/18 18:18 更新
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