人間は睡眠時間が
少ないと太る!?
7月01日13時30分 提供:マイナビニュース
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寝る時間を惜しんで、夜遅くまで活動していれば、やせるような気がしますが、本当のところはどうなのでしょう?
眠らずに起きていれば、それだけカロリーの消費量も増えて、やせるのでは?
と思ってしまいますが、実は、睡眠時間が短いと太りやすくなるのです。
そのメカニズムを、ビューティ&ダイエット編集部が詳しく調べてみました。
不眠傾向の人が太りやすくなってしまう原因は、主に3つ。
それぞれを詳しく説明すると・・・
1.コルチゾール
睡眠不足の状態は、それだけでストレスになりますよね。
ストレスを感じると、人間の体はさまざまなホルモンを分泌し、ストレスに対抗しようと働きます。
そのように、ストレスを感じると分泌されるホルモンの中に、「コルチゾール」 というホルモンがあり、このホルモンには脂肪をため込む作用があるのです。
そのため、太りやすくなると言えるでしょう。
2.グレリンとレプチン
睡眠時間が短いと、食欲を刺激するホルモンである 「グレリン」 の分泌量が増え、逆に、食欲を抑制するホルモン 「レプチン」 の分泌量が減ってしまいます。
ですから、眠らずにいると食欲が増して、食べ過ぎにつながってしまうのです。
3.成長ホルモン
睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があります。
この2つの睡眠のうち、深い睡眠のノンレム睡眠のときに、脂肪分解作用を持つ 「成長ホルモン」 が分泌されます。
でも、眠りが浅いなどの理由で不眠状態になると、成長ホルモンが十分に分泌されず、脂肪の分解が滞ってしまい、その結果、太りやすくなってしまいます。
つまり人間の体は、きちんと眠らないと、食欲が増して脂肪をため込みやすくなり、さらに脂肪の分解がされにくくなることから、太りやすくなるというわけです。
きちんと眠ることは、ダイエットの面だけでなく、体や脳を休めるためにも必要なこと。
普段から不眠傾向にある方は、生活習慣を見直し改善を心がけてください。
(ビューティ&ダイエット編集部)
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