【地震で家が倒れ、崩れても、
       中にいる命は守る!】


宮城県仙台市宮城野区の
環境製品製造販売業「ECOプロジェクト」が、
地震の揺れに強い箱形の部屋「耐震ルーム」を開発した。



White Catのブログ-耐震ルーム
高さ3メートルから落としても壊れなかった耐震ルーム


 既存の住宅の内部で組み立て、大地震の際に駆け込んだり寝室にしたりする使い方を想定している。部屋だけの耐震化で、建物全体を耐震補強するよりも安価に済むという。4月にも発売する。


 耐震ルームは一辺約2・3メートルの立方体で4畳半の広さ。人が立った状態で3人入れるクローゼット型もあり、長さ1・8メートル、幅0・9メートル、高さ1・9メートルの直方体をしている。


 いずれも筋交い付きのパネルをつなぎ合わせた構造で、一般の人でもボルトを使って組み立てられる。材料に県産間伐材のヒノキを使い、環境にも配慮した。

 家全体の耐震補強には費用が数百万円かかり、ためらう人がいる。同社はルームを70万~80万円で、クローゼット型を15万円で販売する考えだ。


 18日に岩沼市で行った実験では、家の下層階や上層階が崩壊するケースをそれぞれ想定。ルームを高さ3メートルから地面に落下させたり、地上4メートルから1・5トンの重りをルームに落としたりした。天井の一部が割れたものの、骨組みに損傷はなく、頑丈さを確認した。


 川崎省輔社長は「家の一部だけでも安全な空間を確保し、強い揺れを事前に知らせる緊急地震速報の後に逃げ込めば、家がつぶれたとしても命は守れる」と話している。

(2011年1月19日 読売新聞)



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