ミュージカル黒執事はずっと観に行っていたのですが、元々学園ものにあまり興味がないので寄宿学校篇の再演をスキップした(こないだの無料配信で観ました)ので、久しぶりの黒ミュです。
観劇する際は出来るだけなにも情報を入れないで観たい派なので、原作を読み返すこともアニメを再確認することもなく、なにも考えないで口開けてスキップしながら観に行きました。
キャラクタービジュは公式でさらっとチェックしていて、新キャラ、特にヴォルフが漫画から出てきたみたいにハマってて好きだなあと思いました。
冒頭、深い森を表現する舞台装置・美術がよかったです。
ちゃんと「奥行き」が感じられるの。
原作ではサリヴァンはヴォルフに運ばれて移動しますが、さすがに幼女でもリアルでは無理があって、車椅子に変更されていました。
設定に無理がないように、背もたれなどの装飾は古めかしく。
でもだからこそ、たまにヴォルフがサリヴァンに触れたり抱き上げたりすると、キュン死しそうになりました(笑´∀`)
大男と幼女の組み合わせに弱いわし。
主役主従のお姫様抱っこはいつものことですが、それ故にシエルが「抱き上げられやすいように」小さくジャンプして足をまとめているのに気付いた瞬間があり、さすがいつものって感心しました。
お名前から推測するに、元タカラジェンヌの方が出演されているのかな?
違ったらごめんなさい。
ヅカも好きなので、役柄的に不自然じゃないし独特のネーミングセンスがあるよなって感じました。
原作もアニメも観てるけど、いったん一切を忘れて観ていたので、ついにきた使用人ズの活躍にちびりそうになってました。
めちゃくちゃカッコいい!
彼らはただのお馬鹿キャラじゃないんですよ。
むしろ類を見ないほど有能なのですよ。
みんなカッコよかったけど、特に素敵だったのがメイリン。
決め台詞、獲物の扱い方、仕事の速さ、痺れました。
フィニの過去がどう描かれるのか(ビジュの違い、回想の仕方など)興味津々だったのですが、ヒルデさん?だったっけ、彼女の台詞で補ったの見事だと思いました。
フィニは確かドイツ出身なんですよ。
だからヒルデさんがフィニの過去を知っているというミュージカルならではの伏線回収でした。
たぶん(たぶん)原作にはなかったような気がした、この台詞。
違ったらテッカイ丸を抜く所存。(男性ブランコのネタ)
推しのさとちゃんがスネークやってたよ!
使用人の活躍だけでもエモくて動悸息切れしてたんですが、そのあとのヴォルフもめちゃくちゃエモかったです。
サリヴァンの執事になった経緯を回想するシーン、幼いサリヴァンがにこにこ(イメージ)して「絵を描いたぞ。これがボクで、こっちがヴォルフだ」というシーンでは、ちょっと泣きそうになりました。
彼が、愛すべき不器用さんで、大切なものに命をかけられる男で素敵でした。
歴代のセバスに比べて、今のセバスは線が細過ぎるような気がしていたのですが、今回ヴォルフと対比してちょうどいいと思いました。
学園ものにあまり興味がないところからくる無関心だったようです。
全体的な話をすると、今までで一番歌が上手くて歌詞が聞き取れる生執事でした。
今までは「舞台俳優さん」に歌わせている場合が多かったんですが、ヴォルフ役の方のTwitterを少し観たら、やっぱりと言うか「ミュージカル俳優さん」のようでした。
サリヴァンも歌うまでした。
ヴォルフの声質がガタイの割に高いのが萌えポインツで、セバスとのデュエットの高音域はだいぶ声が似ていて、いっしょけんめ歌う口で判別してました。
大人しく歌うのは数曲で、ぱーん!と大きな声を放つような歌い方が余計「上手い」印象になってました。
ミュージカルでは歌唱指導さんがつくはずなので、狙ってその歌い方なのだなってなんだか嬉しくなりました。
クラシックやミュージカルでよくある、「ロングトーンは終わりにつれて声が大きくなりビブラートで締める」の、分かりますかね?
皆さんそういう歌い方をしていて、上手くなきゃ出来ない歌唱法なので、ほんと聴き惚れてました。
あとみんなビジュが完璧ですよね。
特に衣装。
「何百年も前の服装」や「髪型」を完全再現していて、没入感が高かったです。
服装ががらっと変わる瞬間があるのですが、「何百年も前の服装」が完璧だからこそ、その変貌に驚きます。
それはね。
スタンディングオベーションしちゃいますよ。
シリーズ通してずっと観てきていますが、生執事史上最高傑作だと思いました。
そして次はまたそれを超えてくるのでしょう。
ここだけの話ですが、数日前に舞台のハ●ーポッ●ーを観たんですよ。
もちろん、予算や規模はそちらが数段上のはずです。
でも緑の魔女篇は、表現とか歌唱技術とかアクションとか音・光とか、人力で工夫出来ることで差を詰め、満足度は同じくらい高かったです。
まあ、芸術を比べることは本来したくないんですけどね。
それくらい黒ミュが凄かったって話がしたくて。
黒ミュはミュージカルとしても評価が高いから、舞台だけ観てる観劇勢も居ると思うんですよ。
私は原作もアニメも履修しているのですが、それぞれに演出プランの違いがあるので、取り敢えず原作も読んでみるのお勧めです。
初期の舞台でセバスが「私が仕えしあなたの名は……」と言って坊ちゃんを見て、そのままなにも言わずにシーンが進むことがありました。
「なんでシエルって言わないのかな?」って小さな違和感を感じたのですが、その後(数年後)原作で伏線回収がされます。
今回の舞台でも、坊ちゃんがもうひとりの坊ちゃんと会話するようなシーンがありましたよね。
その謎も明かされています。
考察のしがいがありまくるのが黒執事なんです。
個人的なお勧めですが、楽しみが何倍にもなると思いますよ!
繰り返しますが、今回の緑の魔女篇、個人的な感想ですが生執事史上最高傑作だと思いました。
チケットまだあるのかな?
リピーターチケット販売してたので、まだあるはずです。
お時間ある方、ぜひ!v(o゚∀゚o)v
