地中ではL字状になってる門袖

ここで、門袖は地面の上ではまっすぐな壁みたいなもんですが、倒れてしまわないよう実は地面の中ではL字状になっているのがポイント。

ちょっと文字で説明するのは無理めなので、図を使って説明してみます。（図も無理めだとか言わないで）

門袖の地中部分は、絵の赤色部分みたいに地面の中でL字になってます。

この場合選択肢が２つあって、L字をポーチの下側にするか、それとも植栽スペース側にするか。

このL字部分を出来ればポーチの下に設置したいと思ったんです。

なぜか。

L字をポーチ側に向けたい理由① 植栽スペース下にコンクリを入れない

L字をポーチの逆向きにした場合、ただでさえ幅の狭い植栽スペースの土の下が、コンクリで覆われることになります。

どれくらいの土の厚みがあるといいんやろか・・。と気になって探してみたら、ありました国土国土交通省の植栽基盤整備技術マニュアル。ありがとう国土交通省。

これによると、3-7メートルの木で、土の厚みが60-80センチ、低木でも50-70センチくらいとな。

そこそこの深さですね。（植物の根っこが自然に伸びていく目安の長さらしいです）

ちなみに緑化さんの担当さんいわく、

「もともとL字は植栽側にする予定で、L字の底の部分は深めに埋めるので大丈夫ですよ〜」

とのことだったので、まあ大丈夫なのかなという気もします。

でも道路側も側溝があって、植えられる木としては「狭っ・・」てなってるかもしれないので、土の下を塞がないに越したことはないかな？

地中のL字の底部分、ここの長さが短くなるほど倒れやすくなるのは感覚的にもわかるかと思います。

自分の土地より外までL字を伸ばすわけにはいかないので、植樹スペース向きだと長さが45cmくらいが限界？

そんなに圧力がかかるものではないとはいえ、門袖の傾きやすさに影響する可能性もなくはないなと思いました。

敷地の端に小さいL字擁壁がいるんですが、参考までにそいつを見てみると・・

高さが1350に対して、L字の底の部分は1100になってます。

この図のL字より高さ方向は長くなるのに底面の長さは半分くらいになる、って感じですね。

この長さだとまずい、と言われたわけでもないのでまあこれも大丈夫だと思うんですが

どうせなら余裕のあるポーチ方向にL字を向けたいなと思ったのです。

で、ポーチ向きにL字を向けたいならば、門袖がポーチより下に位置することになります。

ということは順序的にポーチ作る前に門袖を作らないといけない。

となると、相談した結果、玄関ポーチの土台は建物ではなくて外構でお願いします。となったのでした。

（もともとポーチの土台部分は建物の予定、仕上げのタイル施工が外構の予定でした）

ちなみに余談ですが、ポーチの土台をどう作るかをら考えるとき、建物本体の基礎と一緒に作ってしまうパターンもあるようです。

ポーチと建物基礎を別々に施工すると、地盤が動いた時にズレてしまうリスクが高まるとか。

うちは差し筋と呼ばれるポーチの背筋を建物基礎のコンクリに穴開けて連結する方法で施工する予定です。

あとはシロアリ。わずかな隙間でも侵入してくるので、ポーチと建物基礎の隙間から上がってきたシロアリが、玄関にはいって框をいただきますしてるパターンは割と多いんだとか

うちはポーチ土台を建物の施工範囲にしたとしても、ポーチと基礎は別タイミングで施工だったので、そこは気にしなくて大丈夫でした。

（一緒に施工しない理由は、確かポーチ土台が先に完成すると配管工事が難しくなるからだった記憶）

ということで、最後に費用に差が出たから？

建物本体が17万円くらい減額になり、住友林業緑化の方で22万くらいになりました。

でもこの差額には標準外のタイルの費用も入ってるので、実質外構にポーチ土台を移した差額は1万くらいじゃないかなぁと予想してます。

意味があったのかは不明ですが、意味があるといいな！というお話でした。