会いたい って

               思ったときすぐに

        伝えられたらいいのに、ね


会えないのわかってて口にするのは辛いから心で想うだけにするって決めた





            でも、どうしようもなく



                     会いたいや。


「幸せ」ってなんだっけ………

こんなはずじゃなかったんだけどなあ
さやかの人生、、、
こうなるって最初から決まってたのかな
そうだとしたらやっぱり神様は意地悪だ

生まれた頃から泣き虫で寂しがり屋
デパートに買い物行ったってほんの少しでもパパの顔見えなくなっただけで泣いてたって散々ゆわれたなあー。
そのくせ弟が生まれてからはやたらお姉ちゃんぶってたって(笑)
そんなわたしが大人になっても
変わらない気持ち。
《 家族が大好きすぎるってこと 》
口には出してないけどほんとに大好きでたまらない。片親だしはやくにおばあちゃんもおじいちゃんも亡くしたりパパがだらしなかったせいで何度も引越ししたり今だって決して裕福な家庭ではないけど、でも不幸だなんて思ったことはない、思いたくないんだ。
パパはひとりで今日まで頑張ってくれた
さやかのパパちょーかっこいいんだよ
片親だけど片親だからってのもあったのかな、やたら過保護だし心配性だけどすごく強くていつも守ってくれた
誰も味方になってくれなかったときもパパだけはいちばんの味方でいてくれた
友達にさやかのパパかっこいい!ってゆわれるのが嬉しくてたまんなかった、さやかの誇りだった

けど、パパきっとつらかったよね
誰にも言えなくて頼れなくて
ひとりでいっぱい抱えてたんだろうなあ

今でも許したわけではない
けど、誰も味方になってくれない中でも
さやかだけはせめて味方でいてあげたい
パパとさやかたちに残された時間はあと5日。どんなに願ったってあと5日。全ては結果次第だけど5日後、一緒に暮らせなくなったとしてもさやかだけは1年後「おかえり」って言ってあげたい
パパが帰ってこれる場所、ちゃんと守っときたい
たった3人しかいない家族だもん
さやかのパパはひとりしかいないもん

パパきっと今すごく不安で仕方ない
それはさやかがこんなんだから
ごめんね、何もできない子供で…

最近さやかよりも泣いてるパパを見るのが辛くてたまらないんだ
そのせいかさやかは泣けなくなった
泣いたら心配かけちゃうと思って
少しは強くなったかな…?

今はめいいっぱい我慢する
我慢して我慢して我慢して我慢して
あの人に会えたらそのときは
ぜんぶ吐き出してもいいかな
頼らないって甘えないって決めたのに
受け止めて認めてくれるひとがいるってだけですごく安心できちゃうんだ
ごめんね、背負わせちゃって
でも君しかいないんです

ひとりでも大丈夫、ひとりでも生きていける自分になろうって決めてた
でも、必要なんだあすごくさやかには。
生命の恩人とでも言うべきかな…
救ってくれたひとがいた
そのひととこの先も一緒に生きたい
大切すぎて、愛しすぎて
失くすのが怖いけど…………
ずっとも永遠もないけど
でも出来るだけ長く一緒がいいんだ

パパに会わせたいひとがいるってゆったときすごく喜んでてその顔、おじゅんくんに見せたいくらいだった
はやくお互い出会ってほしい
またちょっと当分はあえなくなっちゃったけどでもいつかきっと…!

そのとき、本当の「幸せ」に出会えるかな



どうして 君が泣くの
まだ僕も泣いていないのに
自分より悲しむから
つらいのがどっちかわからなくなるよ

ガラクタだったはずの今日が
ふたりなら宝物になる

そばにいたいよ 君のために出来ることが
僕にあるかな
いつも君に ずっと君に
笑っていてほしくて
ひまわりのようなまっすぐなその優しさを
温もりを全部
これからは僕も届けていきたい
ここにある幸せに気づいたから

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遠くでともる未来 もしも僕らが離れても
それぞれ歩いていく
その先でまた出会えると信じて
ちぐはぐだったはずの歩幅
ひとつのように今重なる
そばにいること なにげないこの瞬間も
忘れはしないよ
旅立ちの日 手を振る時
笑顔でいられるように
ひまわりのようなまっすぐなその優しさを
温もりを 全部
返したいけれど 君のことだから
もう充分だよ ってきっと言うかな

そばにいたいよ 君のためにできることが
僕にあるかな
いつも君に ずっと君に
笑っていてほしくて
ひまわりのようなまっすぐなその優しさを
温もりを 全部
これからは僕も届けていきたい
本当の幸せの意味を見つけたから