「アーサー?起きてるかい?」
俺の耳元でそう囁く。
「あん?なんだよ。」
目をコシコシと擦りながら尋ねる。
「・・・実はさ・・・、昨日菊がオレの家に訪ねてきて・・・。」
・・・
ピンポーン♪
「・・・なんだぃ?」
タッタッタ・・・
「誰なんだい?こんな夜中に。」
カチャッ/
「誠に恐れ入ります、本田です。」
「何だw菊じゃないかwwwどうしたんだい?」
「少しアーサーさんの事でお話がありまして・・・。」
「アーサーの事でかぃ?・・・深刻な話らしいね・・・、中へ入りなよ。」
「ぁ、いえ・・・それほどでも。」
・・・
「アーサーから送られてきた紅茶なんだ。結構美味しいよw」
「あ、ありがとうございます。・・・っ美味しいですね。」
「だろ?・・・・・・・・・・それで・・・話ってなんなんだぃ?」
「えっと、この前・・・私たち『枢軸』と『連合軍』の方たちで、宴会を開いたんですけど・・・アルフレッドさん・・・
いらっしゃらなかったじゃないですか。」
「うん、ちょっと用事でねw」
「それで、アルフレッドさんが居なかったばかりに・・・アーサーさんが泣きだしてしまいまして・・・。」
「彼・・・酔ってたんじゃないかぃ?(;一_一)」
「そうでしょうか?・・・アーサーさんはお酒なんか飲んでませんよ?」
「え・・・?あのアーサーがかぃ??」
「えぇ・・・。あとは・・・『或のバカァアァァァァっっ!!!』と、泣きながら叫んでいました。」
「君・・・声真似まで出来るのかぃ?・・・すっごく似てたんだぞ・・・。」
「なので、アルフレッドさんが居ないだけで泣きだすのは変だ・・・と思ったので、もしかしたら本人に聞けば何か分かるかと思いまして。」
「・・・菊・・・、意外とバッサリだね(ーー゛)」
「・・・で、何があったんですか?!」
「別に大したことなんて・・・(((((「何があったんですか?!www)))・・・き、君はまず人の話を聞こうか・・・;;」
「あ、・・・すいません。」
「い、いや、良いんだけどね。・・・でも本当に特にはなにもないんだよ。」
「・・・『特には』??・・・特にじゃなかったら何かあったってことですか?!」
「菊!!!八ツ橋、八ツ橋・・・。」
「・・・サーセン。」
「・・・・・・」
「(´・ω・`)ショボーン」
「た、頼むから・・・そんな顔をしないでくれっ菊!>A<Oo」
「じゃあ、話して頂けますか?」
菊は、オレを好機の満ちた目で見つめた。
その時分かった・・・。
あぁ・・・オレは日本にハメられたんだと・・・。
菊のこの目に弱いんだよな。
「・・・ハァ、分かった。話すよ。」
「!!は、はぃ!^^////」
・・・
続

