みなさんこんにちは
お元気ですか
君が描いた夢の中で僕は生きることが出来なかった、すももです。
先日、私の持っているNPOに、一人のお客様が相談に来ました。
内容は話せませんが、私の自殺経由を話す中で、通らならざるを得ない
ある1本の映画がありまして、未だ観ていないとのことなので、
薦めました。
それは、
東野圭吾作「手紙」という映画です。
この作品は、私が10数年前、当時仲間と呼べる人からの裏切り、
恋人を盗った友達の裏切り、その友達に気持ちが靡いてしまった恋人の裏切りがあり、
その人たちを殺して私も死ぬ覚悟で、復讐を誓いました。
一番の悪・恋人を盗った小娘の祭壇を部屋に作り、毎日呪っていました。
段ボールで作った祭壇に、100均で買った仏花と線香、黒い縁取りの写真立て。
切り刻んだ血だらけになった卒業アルバムも添えて。
来る日も来る日も夜中中、言葉に表すのも怖い暴言を吐いては捨てた。
人を呪わば穴二つ。
次第に呪いは、自分に跳ね返ってきました。
極度のストレス、極度の精神状態、極度の摂食障害などなど。
そんな私を見兼ねて、その当時なんだかんだで一緒に居てくれた彼に、
一本の映画を見せられました。
それが「手紙」でした。
手紙の内容は、死刑囚になったお兄ちゃんを持つ、弟(主人公)のお話です。
主人公は、どこの仕事に就いても、家族に死刑囚がいると、どこからか漏れて、
職場にいられなくなり、また次の職場、次の職場へと、転々とする中で、
お兄ちゃんへのどうしようもない感情がこみ上げる。
でも主人公は、決してお兄ちゃんを見捨てたりはしなかった。
世界でたったふたりの兄弟だから。
そんな中、転々とする職場で、希望とも呼べるある一人の女性と出会い、
所帯を持つことになる。
その時にでさえ、お兄ちゃんの噂が団地で広がる。
「出所したらここに来るのではないか?
死刑囚の弟なら弟も何するか怖くて近づけない」
怖いから、あのうちの子とは遊ぶんじゃないよ」
言われようのない言葉や噂が広まる。
主人公は、「逃げ癖」が身に着いていたからだろうか、すぐ別の所へ逃げたくなる。
でも、その女性は、決して逃げない、強い人だった。
そうして、主人公は、ある決意をする。
「この家族を守るため、お兄ちゃんを捨てる」
慰問にやってきた主人公を見たとき、
死刑囚のお兄ちゃんは、泣きながらいつまでもいつまでも合掌をやめなかった。
そう、この時、初めてお兄ちゃんは、自分のやったことの罪と
それを手紙で償おうとした、いかに浅はかな考えであったか、を
身に染みて分かった。分らさせた。
主人公も、断腸の思いでお兄ちゃんを切った。
主人公もずっとずっとお兄ちゃんの事を思いながら、泣いた。
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あなたに会えて本当によかった
嬉しくて 嬉しくて
言葉にできない
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見終わった私に彼は、
「もしすももが、恨んでるひとみんなを殺したら、
親姉妹恋人親戚学校職場、いろんな人に影響する。
俺だって、悲しい。
いつかすももを切る日が来るかもしれない。そんなのは嫌だ、悲しい。
だから、復讐なんてやめてくれないかな(;_;)」
と教えられました。
その瞬間、泣き崩れました。
その日から私は、復讐することを止めることができました。
あの日、この作品と出会わなければ、
私は、沸々と復讐心を宿した殺人鬼になっていたと思います。
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と言った経緯があるため、そのことをお客さんにお話したら、
こう、返ってきたので、話して良かったなと思いました。
この一連を、彼に話したら「そんなこと言ったっけ?」
なんて忘れてたみたいですけどw
もし、彼が私から遠く離れて、先に死んでしまっても、
私は、ずっと覚えてると思います。
もう20年前の作品にはなりますが、
「手紙」観ていない方がいらしたら、是非ご覧ください。
観終わったら、きっと人にやさしくなれる自分になれると思います。