映画:天国への郵便配達人
込んでましたね。
トンペンが多数だとは思いますが。中段から上は満杯でした。
売店には“アリーナ”が沢山並んでましたし、何故かチャンミン、ユノグッズまで(笑)
パンフレットは完売御礼。
TOHOシネマズが東方神起ショップ?(笑)笑うに笑えねー(^_^;)
さてさて。
いつも通りいきましょうか。
結論からいきますと、可でも不可でもないレベル。
まずジェジュンの役柄は、随分綺麗に、クールに、いささか冷たい。
緑が鮮やかに映える草原に、赤いポストがひとつ。魔法も何もなく、ポストを開ける。誰かの願いを受け止めるためだ。死者の為に手紙を書く人に代わり、手紙を読みながら天に向かい、何かをつぶやく。
ハン・ヒョジュはこの草原に来た。ジェジュンと出会い、この配達人アルバイトをしないかと誘われる。彼女はこのポストに手紙を入れていた。ジェジュンは手紙の中身を知っていて、
「死んでいるのに、死ね、ってひどいよね。」
と言う。
そんな出会いから、物語は始まる。
ジェジュンの演技は、役柄が随分クールに仕上がっているからか、無理はない。たたずまいで十分に演じられただろう。演じるのに楽、なのではなく想像がつきやすく、努力しがいがあり、テクニックも余計なものがいらないという意味だ。
ハン・ヒョジュは、私の感じたイメージは、決め顔を持ってない人。みんな韓国の女優さんは、というか、スターは決め顔を持ってますよね。キラースマイルを。ただ、そうなるといつも同じイメージにさせられてしまう。表情が定まり過ぎない人というか。
だからか、ただ美しいというわけじゃなく、表情を楽しめる人です。次は何が来るかと。また少しハスキーで、強い声。ひ弱な美女でないから、ジェジュンの役柄には合う。実際は決め顔を持った女優さんだろうとは思いますが。
2人は最初のいぶかしげな出会いから、だんだん打ち解けていく。
そして、様々な人の手紙を読んで、世話を焼くことになる。
「但し、バレたら終わり。」
まるでゲームのような仕組み。
ある時、ジェジュンは喫茶店にて何かを注文するが、店員に取り扱ってもらえない。
何故なら…という。
ここのシーン、説明し過ぎ。シーンも要らないぐらい。シーンを入れるなら、注文して反応がない、だけで十分に感じさせられる。その前にもヒントはいくつか投げているから。
それから、結構アップが多い(笑)綺麗だから、ではなく、大事なポイントに生かせばほとんど引きでもいい。ここは演技を気づかったのか。確かに引きは演技力がないと、なかなか難しい。
何となく、全体がブツ切りの感がある。エピソードの焦点が定まらないまま、話がアチコチ。収束してるようで、してない。エピソードが満載だからだろうか。
散らかりが、味に思えない。
そして、最後になり、急展開する。
だが、ドキドキ感があまり無い。意外性は説明で失われたからだ。
さらに別れの後、再び2人が会う場面でもしつこく説明していた(笑)
ジェジュンの表情や仕草。もっと言えば、ハン・ヒョジュの動きでも十分にわかったはず。号泣さえももったいなく感じる。
題材はいいし、切なさもあるから、いいとは思ったのですが。
ちなみに、Yahoo!の感想に
「感情移入できない」
と言うのがあったが、それは随分つまらないなと思います。
ジェジュンの悲しみやハン・ヒョジュが恋人を失ったのを理解、共感だけで映画を判断してしまうのだろうか。自身の恋愛経験に照らし合わせて、「あれは無い」と言い切るのだろうか?
だとしたら、世の中でヒットするには、アンケート結果で固めた映画にしないといけないではないか。そうなんだろうか。
脚本家が経験から書き、また再構築し、さらに想像や思いつき、取材や噂からエピソードを付加したものは、想像を越える部分があってもいいと思う。
私の場合は常にそう感じて期待しているくらい。次は何が来るのか、何を裏切ってくれるのかという。
ましてゴダールや鈴木鈴木清順なんて見たら、1ミリも感情移入なんてできないと思う。デビッド・リンチやデビッド・クローネンバーグさえも。甘い想像を、理論を根底から“爆破”される勢いだから。素晴らしい躍動感、感情のきらめきを見たいので、感情移入はあてにしません。
それから…TV「素直になれなくて」のジェジュンとこの役を比較するのも、なんだか違う気がする。
「ジェジュンはあんなどんくさくてかわいそうな役じゃないの。この映画みたいにカッコ良くて美しくて浮き世放れしていてこそジェジュンなの。」
みたいな意見には呆れ(笑)
だとしたら、演技はできないね(笑)
ライブは、主人公であるジェジュンや東方神起のメンバーの魅力を最大限に生かす場所。能力を最大限引き出し、スタッフも監督もダンサーも、売店のおじちゃん、立って案内してる方まで、ライブの主人公の為にBESTを尽くす。当たり前のようにジェジュンは素晴らしいのは、本人の持っている能力と、そこに至る努力に、周りの方の協力、ファンの熱いハートによって完成する。
映画では、今回主演だが、例え主演でも悪い役かも知れない。だらしない役かもしれない。時には、髪を切ったり抜いたり、肌をさらしたり、みっともない姿になったりする。気弱になったりもする。キスやハグだけでは済まないかも知れない。
ハッキリと違うのは、だいたいの映画は監督が主人公だ。だが、光らないというかと言うなら、ハリウッドの俳優はどうだろう?
役に準じる。いや、殉じると言っても良いくらいだ。それぐらいの覚悟でいいと思う。
満島ひかりなんかみると、昔のファンは泣いてるかも知れない。だが、あれだけ壮絶な演技は厳しい評論層も愕然とさせている。可能性を広げている。さらにさらに躍進するだろう。素晴らしい女優になりつつある。
ジェジュンは素晴らしいボーカリスト。さらに素晴らしいボーカリストには演技経験がいいスパイス、深みのある味わいになるかも知れないとしたら、脇役でも何でもやらせてあげたい。このキャリアは可能性を広げるかも知れない。だとしたら、変な役でもジェジュンを使いたい、と思わせるべきだ。また、彼が俳優としても成功したいと本気で考えているなら尚更だ。
だいたいにおいてミュージシャンは勘が良い人が多い。期待できる。
最後に神様とジェジュンの会話、すれ違う人とのシーンも捨てがたい。今ひとつだが、映画デビューは素直に喜びたい。




