『おくりびと』受賞に思う事
滝田洋二郎さん、本木雅弘さん、スタッフさん、おめでとうごさいます。
いや~あのアカデミーで賞とは…
で、ひねくれちゃんの私も、意外と喜んでおります(笑)
滝田さんは、ご存じの方も多いですが、日活ロマンポルノで活躍されていた監督です。
裸さえ出ていれば、あとは何を撮ってもいい、という極めてクリエイティブな現場だったそうです。
他に、周防正行さん(『それでもぼくはやってない』『Shall We Dance?』)、金子修介さん(平成ガメラシリーズ)、根岸吉太郎さんらがいます。
滝田さんはその後に、
スキャンダラスな
『コミック雑誌なんかいらない!』
や、
『病院へ行こう』シリーズ
『ぼくらはみんな生きている』
等で、病気と死にまつわる楽しくも悲しいコメディー等、エンターテイメント作品を作って来ました。
その90年代の日本映画は大変厳しい時代で、
「なんでカビ臭い話ばかりやるの?」
「TVで出る役者ばかりじゃ見たくない」
「アイドル映画なんかみたくない」
「ライティングが暗い」
等随分と批判されてました。
封切り直後なのに、100人入れる映画館に観客が2、3人。
赤字の映画が大半を占め、大幅に黒字の映画はありませんでした。
若手監督はインディーズやVシネマで撮り続け、一部に熱狂的なファンを産んでましたが、細々としたものです。
もちろん日本以外で賞を受ける事もあり、そこから火がついて日本でブレイクするという、邦画に観客が集まらない時代でした。
しかし、そんな時代からゆっくりと邦画は息を吹き返します。
草の根運動とも言うべき、各地方での映画祭を通して、優秀な映画、作家、俳優を発掘、また映画人もファンと触れ合い、語り合い、広げていきます。
北野武や宮崎駿、押井守らの海外での評価、アニメーション等日本作品の質の評価により、ようやく興業にも火がつきはじめます。
各地にはコミッションが発生し、協力体制をつくるようになり、またTV局もお金だけでなく企画に深く参画し盛り上げていきました。
また、新しい映画館の形態、シネコンが“もうかる”サービスモデルを構築。気軽に映画を見に行く環境を作りました。
ソフト面、ハード面が充実、邦画は落ちて来た洋画に追い付き、追い越すまでに至りました。
こういった時代にアカデミー賞。
日本映画ここにありを示しました。
たかだか、アメリカの賞ですが、世界から注目を受けるのは決して悪い事ではありません。
ただただ、素晴らしいと思います。
これで…もちろん終わりではありません。
厳しい時代をまた乗り越えて活躍する映画人を見ていきたいと思います。
いや~あのアカデミーで賞とは…
で、ひねくれちゃんの私も、意外と喜んでおります(笑)
滝田さんは、ご存じの方も多いですが、日活ロマンポルノで活躍されていた監督です。
裸さえ出ていれば、あとは何を撮ってもいい、という極めてクリエイティブな現場だったそうです。
他に、周防正行さん(『それでもぼくはやってない』『Shall We Dance?』)、金子修介さん(平成ガメラシリーズ)、根岸吉太郎さんらがいます。
滝田さんはその後に、
スキャンダラスな
『コミック雑誌なんかいらない!』
や、
『病院へ行こう』シリーズ
『ぼくらはみんな生きている』
等で、病気と死にまつわる楽しくも悲しいコメディー等、エンターテイメント作品を作って来ました。
その90年代の日本映画は大変厳しい時代で、
「なんでカビ臭い話ばかりやるの?」
「TVで出る役者ばかりじゃ見たくない」
「アイドル映画なんかみたくない」
「ライティングが暗い」
等随分と批判されてました。
封切り直後なのに、100人入れる映画館に観客が2、3人。
赤字の映画が大半を占め、大幅に黒字の映画はありませんでした。
若手監督はインディーズやVシネマで撮り続け、一部に熱狂的なファンを産んでましたが、細々としたものです。
もちろん日本以外で賞を受ける事もあり、そこから火がついて日本でブレイクするという、邦画に観客が集まらない時代でした。
しかし、そんな時代からゆっくりと邦画は息を吹き返します。
草の根運動とも言うべき、各地方での映画祭を通して、優秀な映画、作家、俳優を発掘、また映画人もファンと触れ合い、語り合い、広げていきます。
北野武や宮崎駿、押井守らの海外での評価、アニメーション等日本作品の質の評価により、ようやく興業にも火がつきはじめます。
各地にはコミッションが発生し、協力体制をつくるようになり、またTV局もお金だけでなく企画に深く参画し盛り上げていきました。
また、新しい映画館の形態、シネコンが“もうかる”サービスモデルを構築。気軽に映画を見に行く環境を作りました。
ソフト面、ハード面が充実、邦画は落ちて来た洋画に追い付き、追い越すまでに至りました。
こういった時代にアカデミー賞。
日本映画ここにありを示しました。
たかだか、アメリカの賞ですが、世界から注目を受けるのは決して悪い事ではありません。
ただただ、素晴らしいと思います。
これで…もちろん終わりではありません。
厳しい時代をまた乗り越えて活躍する映画人を見ていきたいと思います。
