第26回高崎映画祭(授賞式)
3/25、高崎映画祭にいって参りました。
実に10数年振りでしょうか?過去に数回行ってます。
当時は子供で映画を沢山は観られなかったので、このように沢山観られる機会というのは有難かったのです。
その後、毎年気にはなっていたのですが、開催される3月は年度末なのでなかなか時間が稼げなかったため、これまでは行けませんでした。
今回はとにかく行こうと決めてチケットを用意しました。授賞式のチケットはかなりの激戦(700名)で、すぐに売り切れになったようです。
この高崎映画祭、現在は沢山ある映画祭でも、市民映画祭では最大規模のものです。
ヨコハマ映画祭、この高崎映画祭ぐらいでしょうか。プレミア上映があるような映画祭も素晴らしいのですが、大手資本のバックアップの無い、ゴリ押しの少ない(笑)映画祭なのです。
80年代後半、日本映画やアジア映画はハリウッド映画の猛攻や大掛かりな宣伝活動に対して青息吐息、でも映画ファンの心を捉える映像作家や俳優が地道に頑張っていたのです。
例えば「おくりびと」で国際的に評価されるずっと前から、滝田洋二郎は面白い監督でした。
北野武はヨーロッパで評価される前に、既に市民映画祭で評価されていました。
深作欣二や大林宣彦は一定の評価を受けていても、秀作が全てヒットしたかと言えば、決してそうではなかったのです。
そういう状況の中、違うんだよ、非ハリウッドでもこういう映画があるよ、アジアにはこれだけ多様な映画があるよ、日本映画って実はこんなに面白いんだよ、ということを教えてくれる映画祭の一つだったのです。
私にとって嬉しいのは、ここ数年映画DVDの帯や紹介に、あるいは俳優さんのプロフィールに「高崎映画祭受賞」が載っている事です。
例えば谷村美月さんは「カナリア」で新人賞を受賞した事をサイトに書いてくれてます。
市民映画祭なんてステイタスにならないと思っていたのですが、回を重ねる度、評判が評判を呼んだということなのかもしれません。
そんなわけで高崎に向かいます。
早めに起きて是枝監督の「奇蹟」に間に合う様に出発。なんとか市民文化会館に間に合いました。
午後はいよいよ作品賞の上映と授賞式。俳優や映画人が登壇します。
作品賞「サウダーヂ」については別途述べます。地方で起こる荒廃や閉塞感を赤裸々に描いた作品、とにかく2時間47分は長かった(笑)それとBOΦWYの曲が挟まれたのが面白かった。
会場はほとんどが西島秀俊さんのファンだったでしょう。お姉さん、奥様方が多かったです(笑)
登場は順に、
「エンディングノート」で新人監督グランプリの砂田麻美監督、
「奇跡」で最優秀新人男優賞の前田航基くん、前田旺志郎くん(まえだまえだの2人です)、
同じく「奇蹟」で最優秀新人女優賞の内田伽羅さん、
「マイ・バック・ページ」で最優秀助演男優賞の古舘寛治さん、
「東京公園」で最優秀助演女優賞の榮倉奈々ちゃん、
「CUT」で特別賞のアミール・ナデリ監督、
同じく「CUT」で最優秀主演男優賞の西島秀俊さん、
「軽蔑」で最優秀主演女優賞の鈴木杏ちゃん、
同じく「軽蔑」で最優秀監督賞の廣木隆一監督、
「サウダーヂ」で最優秀作品賞の富田克也監督、空族・相澤虎之助氏、主演の田我流氏
でした。
「劇場版 神聖かまってちゃん・・・」で若手グランプリの入江悠監督、
「軽蔑」で最優秀主演男優賞の高良健吾くんは代理の方が出席しました。
榮倉奈々ちゃんの登場には凄まじいどよめきが。モデルさんを見慣れている私ですが、改めて8頭身とも9頭身とも言われるスタイルの良さにはびっくりです!
西島秀俊さんは黄色というか桃色というか凄まじい声援でした。スーツも抜群に似合っててオットコマエ!でしたね。
鈴木杏ちゃんも素敵でした。前髪を片側方垂らしていて、高いヒールにパンツルック。かっこいい女性に成長した感じがありました。
賞授与に入るのですが、ここが1番特徴的なところ。
賞状は墨で書かれていて、個人個人の細かい評価を読み上げるのです。
まえだまえだの2人に関しても同じ文章では無くて、しかもそれを1人ずつしっかり読むんです。
榮倉奈々ちゃんも感想で、
「賞状が以下同文でないことに非常に驚きました!」
と喜んでいました。
これは墨で書かれているので、理論上、数千年もつそうです。
登壇した人は本当に嬉しそうに賞状を受け取ってました。
砂田麻美監督は、まえだまえだと知り合いということもあり、よく面倒を見てました。
まえだまえだは終始可愛いかったです。
弟がしきりに兄にちょっかい出していました(笑)
内田伽羅さんは役としてはヒロイン的な存在で、芸能の仕事をしている子役の役でしたけど、モッくんの娘だけあって、美しかったですね。ちょっとだけ希林さんに似てるかな。
古舘寛治さんは相当困った様子で、
「僕は監督に怒られてばかりでしたので、ここに来られるような人ではないのです。」
とおっしゃってました。
古舘さんは「歓待」という、非常にカオスで面白い作品に出てるのを知っていました。人懐っこい良い人っぽい感じがありながらも、不適な笑みを浮かべて実は悪いことを考えている役でした。
それとTVのグータンですかね。小栗旬くんと役所広司さんとの対談にも出ておりました。
そこでも不適な、なんとも言えない笑みを浮かべていて、非常に得体の知れない感じでしたね。注目の俳優だと思います。
榮倉奈々ちゃんは
「昔から素晴らしい映画祭と聞いていたので嬉しいです!」
とのこと。ブログでも相当嬉しい感じを表現していました。
アミール・ナデリ監督は事前にメッセージを持ってきたようで、それを読み上げておりましたが、多少アドリブをきかせて通訳さんがあせってました(笑)
それからナデリ監督は相米慎二の名前を出していました。相米は映画監督として特異な存在ですが、そんな日本の映画人の名前をわざわざ出してくることに嬉しさを感じました。
わかるやつにはわかる。相米が戦って来た歴史は、こういう人にも通じているというわけです。
ナデリ監督は副賞のだるまを何度か頭の上にお茶目に掲げていていましたが、あまりにもしつこいので3回目ぐらいには、西島さんが腕を強制的に下げさせていました(笑)
会場中大爆笑でした!
西島さんは「CUT」の撮影は本当にキツかったようで、スタッフと頑張って取れた賞をとても喜んでいました。高崎映画祭にも2回目の登場だそうです。
鈴木杏ちゃんは、
「最初の主演女優賞です。廣木監督と、高良健吾くんと一緒に取れたのが嬉しい!」
と声を震わせながら感想を述べていました。涙を拭く様子も見えました。
ツイッターで尋ねたところ、リプライをもらいました!
「@Anne_Suzuki: ありがとうございました!はい、緊張しました! RT @supersumoman: @Anne_Suzuki 高崎映画祭おめでとう。授賞式は緊張してましたか?o(^▽^)o杏ちゃんの喜びがひしひしと伝わる言葉ばかりでしたね。高良くんと監督との3ショット見たかった。お疲れ様でした!」
高良健吾くんは会場に代理の人が登壇していましたが、ビデオメッセージを特別に用意してくれてました。いつものように淡々と、長々と(笑)、嬉しい気持ちを表現していました。
どうやらこれまでもらってきた「新人賞」ではなく、「主演男優賞」を頂いたというのが気に入ったようです。高良くん来て欲しかったですね。
「サウダーヂ」のキャストの田我流氏は、最後に特別にRAPで色々思うことを表現してくれました。
会場の雰囲気的にはずいぶん浮いてましたけどね(笑)
面白かったです。
そんなこんなで授賞式も終了。
昔のいろいろな事を思い出しながら会場を去りました。
高崎も他の都市と同じように映画館はどんどん撤退しまって、東口にシネコン、そして名画系のシネマテーク高崎があるのみです。少し離れてイオンがあるみたいですが。
それと日曜にしては人通りが少ないというか。
昔は駅ビル、SATY、高島屋、BIBI高崎、伊勢丹などデパートが沢山ありましたし、結構な賑わいだったのです。固有の産業とベットタウンとしては現状も機能しているようですが、少なくとも私の知っている賑やかだった街ではありませんでした。
繁華街だったモールも完全に活気がなく、シャッターが閉まっています。
全国どこも地方都市はそんなもんなんでしょうが。
だからこそ、高崎映画祭というものが26年も続いていて、評価されていること、高崎市や群馬県の協力を得て元気でいることはとても貴重だと考えてます。
もっともっと続いてほしいと切に願います。

実に10数年振りでしょうか?過去に数回行ってます。
当時は子供で映画を沢山は観られなかったので、このように沢山観られる機会というのは有難かったのです。
その後、毎年気にはなっていたのですが、開催される3月は年度末なのでなかなか時間が稼げなかったため、これまでは行けませんでした。
今回はとにかく行こうと決めてチケットを用意しました。授賞式のチケットはかなりの激戦(700名)で、すぐに売り切れになったようです。
この高崎映画祭、現在は沢山ある映画祭でも、市民映画祭では最大規模のものです。
ヨコハマ映画祭、この高崎映画祭ぐらいでしょうか。プレミア上映があるような映画祭も素晴らしいのですが、大手資本のバックアップの無い、ゴリ押しの少ない(笑)映画祭なのです。
80年代後半、日本映画やアジア映画はハリウッド映画の猛攻や大掛かりな宣伝活動に対して青息吐息、でも映画ファンの心を捉える映像作家や俳優が地道に頑張っていたのです。
例えば「おくりびと」で国際的に評価されるずっと前から、滝田洋二郎は面白い監督でした。
北野武はヨーロッパで評価される前に、既に市民映画祭で評価されていました。
深作欣二や大林宣彦は一定の評価を受けていても、秀作が全てヒットしたかと言えば、決してそうではなかったのです。
そういう状況の中、違うんだよ、非ハリウッドでもこういう映画があるよ、アジアにはこれだけ多様な映画があるよ、日本映画って実はこんなに面白いんだよ、ということを教えてくれる映画祭の一つだったのです。
私にとって嬉しいのは、ここ数年映画DVDの帯や紹介に、あるいは俳優さんのプロフィールに「高崎映画祭受賞」が載っている事です。
例えば谷村美月さんは「カナリア」で新人賞を受賞した事をサイトに書いてくれてます。
市民映画祭なんてステイタスにならないと思っていたのですが、回を重ねる度、評判が評判を呼んだということなのかもしれません。
そんなわけで高崎に向かいます。
早めに起きて是枝監督の「奇蹟」に間に合う様に出発。なんとか市民文化会館に間に合いました。
午後はいよいよ作品賞の上映と授賞式。俳優や映画人が登壇します。
作品賞「サウダーヂ」については別途述べます。地方で起こる荒廃や閉塞感を赤裸々に描いた作品、とにかく2時間47分は長かった(笑)それとBOΦWYの曲が挟まれたのが面白かった。
会場はほとんどが西島秀俊さんのファンだったでしょう。お姉さん、奥様方が多かったです(笑)
登場は順に、
「エンディングノート」で新人監督グランプリの砂田麻美監督、
「奇跡」で最優秀新人男優賞の前田航基くん、前田旺志郎くん(まえだまえだの2人です)、
同じく「奇蹟」で最優秀新人女優賞の内田伽羅さん、
「マイ・バック・ページ」で最優秀助演男優賞の古舘寛治さん、
「東京公園」で最優秀助演女優賞の榮倉奈々ちゃん、
「CUT」で特別賞のアミール・ナデリ監督、
同じく「CUT」で最優秀主演男優賞の西島秀俊さん、
「軽蔑」で最優秀主演女優賞の鈴木杏ちゃん、
同じく「軽蔑」で最優秀監督賞の廣木隆一監督、
「サウダーヂ」で最優秀作品賞の富田克也監督、空族・相澤虎之助氏、主演の田我流氏
でした。
「劇場版 神聖かまってちゃん・・・」で若手グランプリの入江悠監督、
「軽蔑」で最優秀主演男優賞の高良健吾くんは代理の方が出席しました。
榮倉奈々ちゃんの登場には凄まじいどよめきが。モデルさんを見慣れている私ですが、改めて8頭身とも9頭身とも言われるスタイルの良さにはびっくりです!
西島秀俊さんは黄色というか桃色というか凄まじい声援でした。スーツも抜群に似合っててオットコマエ!でしたね。
鈴木杏ちゃんも素敵でした。前髪を片側方垂らしていて、高いヒールにパンツルック。かっこいい女性に成長した感じがありました。
賞授与に入るのですが、ここが1番特徴的なところ。
賞状は墨で書かれていて、個人個人の細かい評価を読み上げるのです。
まえだまえだの2人に関しても同じ文章では無くて、しかもそれを1人ずつしっかり読むんです。
榮倉奈々ちゃんも感想で、
「賞状が以下同文でないことに非常に驚きました!」
と喜んでいました。
これは墨で書かれているので、理論上、数千年もつそうです。
登壇した人は本当に嬉しそうに賞状を受け取ってました。
砂田麻美監督は、まえだまえだと知り合いということもあり、よく面倒を見てました。
まえだまえだは終始可愛いかったです。
弟がしきりに兄にちょっかい出していました(笑)
内田伽羅さんは役としてはヒロイン的な存在で、芸能の仕事をしている子役の役でしたけど、モッくんの娘だけあって、美しかったですね。ちょっとだけ希林さんに似てるかな。
古舘寛治さんは相当困った様子で、
「僕は監督に怒られてばかりでしたので、ここに来られるような人ではないのです。」
とおっしゃってました。
古舘さんは「歓待」という、非常にカオスで面白い作品に出てるのを知っていました。人懐っこい良い人っぽい感じがありながらも、不適な笑みを浮かべて実は悪いことを考えている役でした。
それとTVのグータンですかね。小栗旬くんと役所広司さんとの対談にも出ておりました。
そこでも不適な、なんとも言えない笑みを浮かべていて、非常に得体の知れない感じでしたね。注目の俳優だと思います。
榮倉奈々ちゃんは
「昔から素晴らしい映画祭と聞いていたので嬉しいです!」
とのこと。ブログでも相当嬉しい感じを表現していました。
アミール・ナデリ監督は事前にメッセージを持ってきたようで、それを読み上げておりましたが、多少アドリブをきかせて通訳さんがあせってました(笑)
それからナデリ監督は相米慎二の名前を出していました。相米は映画監督として特異な存在ですが、そんな日本の映画人の名前をわざわざ出してくることに嬉しさを感じました。
わかるやつにはわかる。相米が戦って来た歴史は、こういう人にも通じているというわけです。
ナデリ監督は副賞のだるまを何度か頭の上にお茶目に掲げていていましたが、あまりにもしつこいので3回目ぐらいには、西島さんが腕を強制的に下げさせていました(笑)
会場中大爆笑でした!
西島さんは「CUT」の撮影は本当にキツかったようで、スタッフと頑張って取れた賞をとても喜んでいました。高崎映画祭にも2回目の登場だそうです。
鈴木杏ちゃんは、
「最初の主演女優賞です。廣木監督と、高良健吾くんと一緒に取れたのが嬉しい!」
と声を震わせながら感想を述べていました。涙を拭く様子も見えました。
ツイッターで尋ねたところ、リプライをもらいました!
「@Anne_Suzuki: ありがとうございました!はい、緊張しました! RT @supersumoman: @Anne_Suzuki 高崎映画祭おめでとう。授賞式は緊張してましたか?o(^▽^)o杏ちゃんの喜びがひしひしと伝わる言葉ばかりでしたね。高良くんと監督との3ショット見たかった。お疲れ様でした!」
高良健吾くんは会場に代理の人が登壇していましたが、ビデオメッセージを特別に用意してくれてました。いつものように淡々と、長々と(笑)、嬉しい気持ちを表現していました。
どうやらこれまでもらってきた「新人賞」ではなく、「主演男優賞」を頂いたというのが気に入ったようです。高良くん来て欲しかったですね。
「サウダーヂ」のキャストの田我流氏は、最後に特別にRAPで色々思うことを表現してくれました。
会場の雰囲気的にはずいぶん浮いてましたけどね(笑)
面白かったです。
そんなこんなで授賞式も終了。
昔のいろいろな事を思い出しながら会場を去りました。
高崎も他の都市と同じように映画館はどんどん撤退しまって、東口にシネコン、そして名画系のシネマテーク高崎があるのみです。少し離れてイオンがあるみたいですが。
それと日曜にしては人通りが少ないというか。
昔は駅ビル、SATY、高島屋、BIBI高崎、伊勢丹などデパートが沢山ありましたし、結構な賑わいだったのです。固有の産業とベットタウンとしては現状も機能しているようですが、少なくとも私の知っている賑やかだった街ではありませんでした。
繁華街だったモールも完全に活気がなく、シャッターが閉まっています。
全国どこも地方都市はそんなもんなんでしょうが。
だからこそ、高崎映画祭というものが26年も続いていて、評価されていること、高崎市や群馬県の協力を得て元気でいることはとても貴重だと考えてます。
もっともっと続いてほしいと切に願います。






