おさかなまつりでの出来事。
あまりの盛況ぶりに貝は１２時のチャイムがなる頃には売り切れた。
今回のイベントでは早々に売り切れてしまうのが予想できてた為に用意した朝〆カンパチの刺身、具材てんこ盛り特製漁師汁。
せっかく食のイベントに来てくれてるのに食べるものが無くお客さんを返すってのが死ぬほど嫌なオレ。
だからこそがっつり仕込んだ刺身＆漁師汁。
完売のポップだしてもちらほら来るお客さんに必殺『呼ばれて行きや♪』作戦。
残った炭火で隣のブースの干物焼きつつ、汁配りつつ、刺身もどうぞどうぞ的な。
そんな中、炭火の前で立ち止まったおばぁちゃん。
炭火で炙られるイカを見てこれは売り物？って聞くおばぁちゃんにイカと炙った魚を手渡して食べてもらった。
美味そうに頬張りながら食べる姿にほっこりしながら漁師汁もよそって渡すと『ありがとう。嬉しい。』と一生懸命すするおばぁちゃん。
あまりに美味しそうに食べてくれるのでテントの中に招き椅子に腰掛けて食べてもらう事に。
おばぁちゃんと色んな話しをした。
一人暮らしのおばぁちゃん。
いつも一人でご飯食べてるからこんな皆と話しながらこんな美味しいもの食べられるのが嬉しいって。
絶対おばぁちゃんには多いであろうお椀いっぱいの汁を飲み干したのでお椀を受けとろうとすると持って帰らせてって言うおばぁちゃん。
お椀を見ると食べ切れず少し残った具材が。
『こんなに美味しくて、嬉しいものを捨てれん。持って帰らせて。ありがとう。』
丁寧に手押し車にお椀を乗せるおばぁちゃんに刺身もプレゼントし握手をしてバイバイした。
こちらこそありがとう おばぁちゃん。
食を提供するものとして最強最高のご褒美貰った気がする。
あんなにも心のこもった『美味しい。』『ありがとう。』『嬉しい。』が聞ける機会がこの先あるやろか？
てか聞ける様にがんばろ。
やっぱり間違ってない。
人に美味しいって言って貰えるのって
最高っっっ！！
て感じのほっこりしたって話しでしたっ！*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*
