大相撲10年半、ちゃんこ屋を苦節13年の

元力士の観点から大相撲を語ります。

第十回目は「土俵」。
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ざっと寸法はこんな感じです。

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内俵の幅の分だけ外側にずらしてあるのは

力士にとつてはその分だけ「トク」をします

それが「徳俵」の由来です。

かつては、相撲は野天で行われていたため

土俵に雨水がたまると、俵を取り外して掃き

出す必要があったのです。
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東(東北隅、左手前)青房 春 青竜神(青い竜))

南(東南隅、左奥) 赤房 夏 朱雀神(赤い鳥))

西(西南隅、右奥) 白房 秋 白虎神(白い虎))

北(西北隅、右手前)黒房 冬 玄武神(黒い亀))

になります。
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あと女性は土俵に上がれません。

土俵は神聖な場所と見なされ女人禁制です。

これはしきたりです。

かつて女性の文部大臣が優勝式に土俵に

上がることを希望しましたが協会はしきたり

通りに断りました。

あと両国国技館の土俵は地下に下がります

フラットになり、色々な催し物をしています
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私が相撲を取っていた時に、ある取り組みで

突き落とされてヒジが土俵の角にあたり

ボロボロっと壊れてしまい、土俵の修理で

三十分中断されたことがありました。
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土俵を作っているのは、呼び出しさんです。
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呼び出しさんの話は、また別の話で…
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