大相撲に10年半、ちゃんこ屋を苦節13年の
元力士が大相撲を語ります!
第七回目は「てっぽうとすり足」
お相撲さんはバランス良く筋肉がついてい
ますが、特に基本は「押す」という事で
背中の筋肉は目立たないのですが凄いです。
三代目 若乃花関の横綱土俵入りの後ろ姿。
太いところが太く関節がキュッと締まって
いるのが強くなる力士の条件です。
私が見た力士のふくらはぎベスト3は
3位は稀勢の里関、2位は私が在籍していた
二所ノ関部屋の鳳凰関。
モビルスーツの様なふくらはぎでした…
今の八角理事長です。
支度部屋で、何時も惚れ惚れする位の
ものですが…
その中でも特に上半身は「てっぽう」で
鍛えます。
腰をしっかり割り手と足を一緒に前に出す
のがポイントで、すり足という様に足を
相撲の基本中の基本です。
毎日、毎日の積み重ねが先ほどの鋼の様な
身体を作るのです。
のは大変なのですが、塵も積もれば山となる
という言葉の通り、ほんとに毎日の鍛錬です
基本作業をサボりがちになるのですが
ウエートトレーニングよりぶつかり稽古より
大切なんです。
毎日コツコツやるという才能がいるんです。