大関照ノ富士(てるのふじ)の連勝が11日目、ついに途切れました。ベテラン・妙義龍(みょうぎりゅう)の髷(まげ)をつかんだとして、反則とみなされました。
まるで、パンパンに膨らんだ全勝と言う風船が、パチーンと割れたような感じです。連勝を期待する人も多かっただけに、ちょっと残念ではありました。しかし規則は規則。仕方ありません。
相撲を盛り上げ、面白くするのは、なんといっても力士同士の激しい相撲であり、競い合いです。その中でもとりわけ連勝記録は、見るものをドキドキさせ、勝ち続けてほしいと思うと同時に、誰がそれを阻止するかと、一段と興味をそそられます。
最たるものが、戦時中、69連勝と言う大記録が途切れた双葉山(ふたばやま)ー安芸ノ海(あきのうみ)の一戦でした。双葉山が敗れた瞬間、日本中が大変な興奮に包まれたと、伝えられます。
加えて、見る人たちを揺さぶるのは、激しく競い合う、熱い相撲です。
自分も実際に見てきましたが、90年代初めの貴乃花(たかのはな)ー曙(あけぼの)の対戦は、すごかったです。ハワイ出身の曙と日本出身の貴乃花と言う人気力士が、毎場所熱い相撲を繰り広げました。両者の対戦は、終わってみれば21対21の成績。激しい相撲に、男も女も、青年もお年寄りも、熱狂しました。
コロナ禍のなかで、思うように外にも出られず、家に閉じこもり、大相撲を見ている人がたくさんいます。そして、最後まであきらめない相撲を見て、感動したり勇気づけられることもあります。相撲を職業とするプロ力士には、そういう相撲を取る責任がある、と自分は思います。
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