ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記 -262ページ目

ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

            

  このところ、父や祖父が力士だった2世、3世の力士が増えています。

  今場所でいえば、この日、一山本(いちやまもと)を破って勝ち越しを決めた琴ノ若(ことのわか)=23歳=は、父が元関脇、祖父が元横綱の琴桜(ことざくら)です。小結の若隆景(わかたかかげ)も、祖父が元小結、父が幕下という相撲一家。

 

 十両の王鵬(おうほう)は、父が元関脇、祖父は名横綱と言われた大鵬(たいほう)という、言ってみれば〝超名門出〟。モンゴル出身の豊昇龍(ほうしょうりゅう)の叔父は、元横綱の朝青龍(あさしょうりゅう)でした。

 

  横綱白鵬(はくほう)の父は、モンゴル相撲の横綱まで務めた同国の英雄だったことは有名です。

 

  少しさかのぼれば、元横綱貴乃花(たかのはな)や兄の若乃花(わかのはな)の父は元大関、叔父が相撲界で一時代を築いた横綱若乃花でした。

 

  こうしてみると、よく言われるDNA(デイーエヌエー=デオキシリボ核酸)、俗っぽく言えばこの遺伝子が、子どもや孫の代にまで受け継がれていることを感じます。小さい時から相撲になじんできた環境も無視できません。

 

 それだけではない。貴乃花を見ていると、遺伝子もあるかもしれませんが、先代を超える何倍もの努力を積み重ねて横綱に駆け上がってきました。彼のすさまじい稽古を見てきて、つくづくそう思います。

 

  一時代を築いてきた先代も、日々、血を吐くような努力で、語り継がれる実績や地位をつくっています。2世とか3世とか関係なく、最後は〝オレはオレ〟という努力をするかどうか。そこが分かれ目のようですね。 

  

 琴ノ若も、ここまできたらさらにがんばって、父親の番付を一気に抜いて行けばいい。それが何よりもの親孝行、恩返しです。