ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記 -239ページ目

ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

 

        

  妙義龍(みょうぎりゅう)、34歳。この力士の相撲は毎場所楽しみです。

 6日目の相手は、体重194㌢、身長194㌢という大きな魁聖(かいせい)。

 立ち合い、妙義龍が低い角度からあたって右手を突き出し、右へ踏み込んで、魁聖を揺さぶる。さらに一瞬も休まず下から突き上げて押し込むと、魁聖の巨体が浮いてしまいました。

  

 目の覚めるような速い動きでした。

 

 立ち合い、膝をしっかり曲げ、腰を割って、低い姿勢から踏み込む。簡単なようですが、強い足腰でないとなかなかこうはいきません。その意味でも妙義龍の相撲は一級品です。

 この押し相撲が評価され、これまで5回技能賞を受賞しています。

 

 殊勲、敢闘、技能と三つある賞のなかで、技能賞は優れた技、技能を発揮した、横綱、大関以外の幕内力士に授与されます。力士憧れの賞で、妙義龍は3場所連続で獲得(2012年)しています。この記録を抜いた力士はまだいません。

 

 さすがに近年は年齢とともに簡単には通じなくなってきたものの、立ち合いの腰が定まらず、すぐつっかけてしまうような力士は、ぜひ見習うべきです。

 

 34歳にもなれば、現役を続ける時間は限られています。大関、横綱をと期待する人はいないかもしれません。本人もそれなりに現役後を考えていると、想像もします。

 その日までは、悔いが残らないよう、気迫こもった相撲を、ぜひ続けてください。見せてください。