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ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

大相撲取材歴20うん年!よっちゃんです!

 

 終盤をむかえた秋場所で、気になっていることがあります。休場力士が多いことです。小結高安(たかやす)も12日目から休場しました。

 

 コロナの感染者が出て、部屋の全力士が休場している宮城野部屋、処分で休場している関脇朝乃山(あさのやま)はともかく、琴ノ若(ことのわか)、北勝富士(ほくとふじ)など、活躍が期待されてきた有力力士の姿を、現場でもテレビ越しでも見ることができません。

 ひいき力士の休場は、応援をしている人にとっては寂しい限りです。

 

  多くは取り組みでのけがによるもの。やむを得ないかなと思う反面、安直な感じがしないでもありません。

 見ていると、危なっかしい倒れ方をする力士が少なくない。受け身の型ができていないのです。

 

  相撲にけがはつきものです。それを防ぎ、深刻なけがを防ぐために日ごろから稽古で鍛えます。ぶつかりげいこはその典型で、防御と押しの稽古を繰り返して体に受け身を覚えさせ、けがをしにくい体づくりに努めます。

 

 このぶつかり稽古が、軽視されていないでしょうか。

 相撲部屋では日頃、稽古終盤にこのぶつかり稽古を行います。しかし最近はわずか2,3回転がって(転がして)終わりという部屋もあります。

 これではけがに強い体ができるはずもありません。

 体が大型化している影響もあります。ぶつかった時の威力は大変なものですが、転んだときに、重すぎる体の衝撃が自分に跳ね返ってくるのです。

 

 かつて元横綱の北の富士(きたのふじ)さんは「力士の休場は職場放棄だ」と厳しいことを言いました。土俵での〝土俵でのけがは土俵で治せ〟と言われてきた世代の見方です。

 出ては休み、休んでまた出るといったことを横綱が繰り返すいま、下位の力士が安易に休場してしまうことがないとも言い切れません。