コロナ感染の勢いが止まりません。大関に昇進したばかりの御嶽海はじめ横綱照ノ富士、大関正代、貴景勝など、初場所後だけでも252人の力士の感染が明らかになりました。大変な事態です。
2月はじめの発表から時間がたっており、多くは回復に向かっていると推測されます。相撲協会は、3月13日初日の大阪での春場所は予定通りと発表しています。
ただ、大阪の現状は、10万人当たりの感染者数が日本一、死者数も東京を抜いて最も多い地域です。開催は大丈夫でしょうか。
稽古不足によるけが、故障が増えないかも心配です。
陽性となれば、問答無用に隔離状態に置かれます。外出禁止はもちろん、部屋での食事も制限されます。最大の影響は、稽古場にも出ることができなくなることです。
力士にとって稽古は、力士生命を左右する大事なもの。本場所の、わずか1分前後の相撲のために力士は、何日も何時間もトレーニング=稽古に費やします。それが彼らのもっと重要な仕事だからです。
陽性と判定されても、各力士は、自分の部屋などで体づくりを中心にそれぞれ工夫するはずです。でも、四股やテッポウはもちろん、ぶつかり稽古など、体を存分に動かす実践的な稽古は、まったできなくなります。たとえ隔離が一週間としても、この影響ははかりしれません。
感染対策では、部屋の師匠や相撲協会の役割は欠かせません。同時に、人任せにせず、力士一人ひとりが、この異常な事態にどう挑んでいくか、が、問われていると思います。