ロッテの佐々木朗希(ろうき)投手が、10日のオリックス戦ですごいことをやってのけました。
走者を一人も出さない完全試合を28年ぶりに、しかも20歳という最年少で達成。
さらには13人の打者から連続で築いた三振の山。これもプロ野球新記録です。
もはや、すごいという言葉しか浮かびません。
詳しい内容は、新聞、テレビ、ネット等々で。どこでも、これでもかというほどやってます。
相撲でいえば、入幕二場所目の20歳の若手力士が、15日間、横綱、大関を含む対戦相手をバッタバッタ倒して全勝優勝を成し遂げたようなものですか。それも2、3場所連続で。
83年前、横綱双葉山が前頭3枚目の安芸ノ海に敗れて69連勝を断たれたとき、日本中が興奮状態になったと伝えられます。
時代も中身も、ファン層も違いますから、比べることに無理がありますが、今回の佐々木の快挙は、驚きと大変な話題を呼んでいます。
佐々木のボールを受け、好投を引き出したのが、18歳の松川虎生(こう)捕手でした。
野球にくわしい人ならよくわかると思いますが、ピッチャーはキャッチャーのリードにかなり左右されます。
いくら凄いピッチャーでも、やみくもに剛速球を投げても、大記録が生まれるわけではありません。
打者の真後ろでキャッチャーが、打者の癖や得意、苦手コースを理解していれば、リードも一人ひとり違ってきます。これはベテランの捕手でもなかなかうまくいくものでありません。
それを、今シーズン初めて開幕捕手となった松川が見極め、佐々木の好投を引き出したのです。脱帽です。
選手育成には時間がかかるという事も、改めて感じました。
高校時代、甲子園出場を目前にした岩手県大会の決勝で、当時の監督が「故障を防ぐため」に佐々木投手の登板を控えました。試合では出身高校は敗れ、〝なぜ佐々木に投げさせない!〟と非難もあがったそうですが、監督の判断は揺らぎませんでした。
あの時、佐々木が登板し、甲子園出場という事にでもなっていたら、事情はガラッと変わっていたかもしれない。今回の快挙もあったかどうか…。
青年の心身の成長には、時間がかかるのです。
野球に限らず、指導的立場に立つ人たちに突きつけられたテーマかもしれない、という気もします。
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