「船の旅行?あれは動く老人ホームだよ」
知人がそんな悪口を言っていたことがあります。自分も船旅が好きなくせに、です。
確かに大型客船の乗客は、時間に余裕のある年配の人が多いので、そんなことを言うのでしょうが、久しぶりにフェリーを利用してみて、船旅を見直しました。
先週、大分県の国東半島を訪ね、〝歩く旅〟ロングトレイルを経験したことを書きましたが その行き帰りに大型フェリーを利用しました。
車で国東まで行くとなると、距離にして約1200㌔。かなりなものです。
以前、東京から青森まで一日で約800㌔を走ったことはありますが、当時はまだ50歳代。それでもきつかった印象があります。年月は流れ流れて、もう70歳代!。この年齢で片道1200㌔はいかにもきつすぎる…。
というわけで、連れ合いの提案で、大阪から北九州までフェリーを利用しました。大阪まで走って車を積み込み、個室を確保し、夜はゆっくり休んで、気がついたら朝は九州の地…。この選択は正解でした。なんといっても体が楽でした。
旅行や運搬には、列車やバス、車、飛行機、さらには自転車と、さまざまな移動手段がありますが、車を積み込んでくれるフェリーは、目的地に着いてからの可能性をぐんと広げてくれます。
観光客だけではありません。フェリーには、かなりの長距離トラックの運転手さんが、車とともに乗りこんでいました。夜のあいだ、ゆっくり風呂に入り、食事をする様子を見ながら、事故を減らすうえでもいいんじゃないか、とも思いました。
このフェリー利用が最近増え、新しい船の就航が増えているというのもわかる気がします。
船も万全ではありません。一昨年、船内で一気にコロナの感染者が広がった大型客船の例もあります。最近では北海道の知床半島で、小さな観光船が転覆し、大きな被害をもたらす痛ましい事故が発生しました。
たまたまの利用が快適だったからと言って、素人が軽々に船旅の良しあしを語るべきではないことは、承知しています。
ただ、旅行、観光の可能性がすこし広がった現在、フェリーは優れた移動手段の一つだなあと思ったものですから、つい…。
![]()
↑ランキングに参加していますので、ポチッと応援していただけると嬉しいです