『運命の恋』ってしたことある?


偶然に街中で出会った人と恋に落ちたり、登校途中でぶつかった人が転入生だったり、机の引き出しからネコ型ロボットが出てきたり・・・


残念ながら私はナイ!つーか、アルのそんなの?w

なんて逆ギレしてないで映画の中では夢をみましょう♪

つーコトで、今日の映画は『恋する惑星』



2人の警官と2人の女性が偶然に恋に落ちた。

警官の一人はモウ(金城タケシ)。

彼は小さなコトを、とても気にする。

パイナップルの缶詰は日付けが5月1日のモノばかり探すし、振られた女性にいつまでも電話をかける。

電話をかけるのは、いつも立ち寄るホットドック店『ミッドナイト・エキスプレス』

でも電話はつながらない。

彼は捜査中に一人の金髪女性(ブリジット・リン)とすれ違う。

その時彼女との距離は0・1ミリ。57時間後、彼は彼女に恋をする。


もう一人の警官、633号(トニー・レオン)は何事にも鈍感。

それに嫌気がさしてスチュワーデスの彼女に逃げられてしまう。

でも彼。落ち込んでいるのかいないのか、部屋は彼女の置いていった物がそのまま。

でも、全然気にしない。

彼が担当している事件は、指名手配中の金髪の女性を捕まえる事。


モウは毎晩、ホットドック店から振られた彼女に電話をかける。

でも、つながらない。

見かねた店主は、アルバイトで働いてるフェイ(フェイ・ウォン)を紹介する。

「いつまでも振られた女に、こだわってないで、フェイなんてどうだ?いい娘だぞ」

その時2人の距離は0・1ミリ。6時間後、彼女は別の男に恋をした。


そう、彼女が恋したのは、警官633号・・・



韓流にすっかり乗り遅れてる私ですが、アジア映画は好きです。

コレは香港映画。

そして監督はタランティーノとともに一世を風靡したウォン・カーウァイ。

ウォン・カーウァイも独特なんだけど、それに輪をかけるのが、いつもコンビを組んで撮影をしてるクリストファー・ドイルって人。

もう、しつこい位になめ回すカメラワークは好きキライがハッキリ分かれそう。

って、私もこの映画の頃は、カメラワークの斬新さで、やられちゃったんだけど、何回も同じコトやられちゃうと、さすがに飽きる。


で、ウォン・カーウァイ映画ではコレが絶品。

日本でもおなじみのトニーレオンのブリーフ姿は拝めるし、金城武は四ヶ国語を使い分けるしね。

そして何より、フェイ・ウォンがカワイイ!

もー最高のサル顔でとってもキュートです。

そして音楽。

たまにはコンナ恋愛映画もイイです♪


恋


【運命の出会いを信じて街に繰り出したくなる度 ☆☆☆☆☆】


1994年 香港

監督 ウォン・カーウァイ

撮影 クリストファー・ドイル

出演 トニー・レオン 金城武 フェイ・ウォン ブリジット・リン 他