こんなにも失望して起きた、クリスマスの朝はなかった。
ない。
プレゼントがない![]()
私の所に
サンタさんは来なかった。
打ちひしがれる朝気が付いたのは、
サンタさんは、いい子のところではなく
“明確”な子の所に来るのだ。
「ねえ、今日何時に寝る?」
クリスマスに
餃子と、味噌汁で祝った後、
かしこまって
旦那が聞いてきた。
「23:00には寝たい」
「よし!じゃあ、目標ね」と湯を溜めだしたのが
22:00頃だった。
いつもは聞かない寝る時間
何?なんなの?
疑問に思っていると
「ねえ、お湯溜まったよ。
入ったら?」とやたら風呂を勧めてくる。
変だ……
いつもなら、動画をだらだら見て
気が付いたら23:00みたいな人が……
怪しんでいると、浮かんだのは
“まさか!これは、私にプレゼントを用意する為か!”![]()
早く寝かせて、こっそり用意して
朝起きたら……
みたいなやつに違いない!
期待と夢が膨らんで
急いで風呂に入り
私たちは目標時間を10分ほど過ぎて、眠った。
先に寝た方がいいのだろうか
考えていたら、私は眠ってしまっていた。
目覚ましのけたたましい音で目覚め、
のっそり起きて暖房をつける。
半分寝たまま、意識が枕元にいく。
ぼーっと見つめると
そこに
プレゼントは
なかった![]()
ん!?
何?これは、どこかに隠してあるか?
慣れてきた目で、探し始めても
やっぱりそこにプレゼントはなかった。
時間差でむっくり起きた旦那に言った。
「ねえ、サンタさん来てない」
「あー。今年はガソリン代が高いから、サンタさんは来れないよ」
どっかの政治家が言っていたらしい言葉が
返ってきた。
えーーー!?![]()
なんだったのか?しつこいほどの就寝時間確認は!?
「ねえ、なんで昨日やたら寝る時間聞いたの?」
「ん?休みだったし、早く寝た方がいいかと思って」
「そんな聞かなくてもよくない?」
「タイム計った方がおもしろいじゃん」
バカだった。こんなやりとりで
期待した私がいけないのです。
「あれは、プレゼントを用意するためじゃないの?」
「えっ!?なんか欲しいの?」
「時計欲しいって言ってたのに」
「だって、一緒に買いに行くんでしょ!?」
「そんなこと言ってない」
思い返せば、時計が欲しいと言った。
だけど、“欲しいな”としか言っていない。
そして、私はいつ欲しいか
ということと
絶対欲しいと言っていない。
サンタさんがプレゼントを運んでくれるのは
お手紙に
アンパンマンの本が欲しいです
とクリスマス前に、明確にお願いするからだ
来てくれたらいいけど、来れなかったらいいからね
とか
アンパンマン欲しいかもなー
なんて書く子はいない
必ず欲しいです
という意図をもって書いている
もちろん、いい子だからサンタさんは来ます。
だけど、本当に大事なのは
“明確”に依頼することだ
いつ
何を
どんな風に手に入れたいのか
私には明確さが足りなかった。
「ねえ、ほんとにない?」
念押しで聞くが、やっぱりプレゼントはなかった。
「結構いい子にしてたのにな」
とがっかりしながら
来年は、明確に依頼する!
と決意を固め
自分は用意していないくせに、人欲しいと言うなんて
したたかな奴だと自分を笑っていた