11月の東京バレエ団は、「ラ・シルフィード」と「ドン・キホーテ」の2演目。白のバレエの象徴のような作品と、スペインの元気いっぱいのバレエ。あいだの期間は2週間ちょっとくらいやから、まったく異なる作品をどんなスケジュールで練習してるんやろう、とほんと不思議です。
まずは「ラ・シルフィード」。の前にインド料理ランチ。上野駅近くのお店に行きましたが、入店後にどんどんお客さんがきて食べ終わるころにはお店の前に行列ができていました。スパイスが効いていておいしい!
お店から歩いて東京文化会館へ。この日は沖さんと宮川さんペアです。沖さんシルフィードを観るのはたぶん12年ぶりです。
今回の沖さんは、さらに透明感が増して妖精のイメージそのもの。なぜか最期のシーンだけ、人間みが感じられたのはなんででしょう。なんとなく人魚姫を思い出しました。とにかく素晴らしいシルフィードです。
もちろん群舞はあいかわらずのクオリティの高さ。ほんとうに足音がしないんですよね。
大好きな政本さんは3人のシルフィードで。あとお二人は伝田さん、二瓶さんという個性派ぞろい。3人が登場すると舞台がぴりっと引き締まります![]()
そして次はドン・キホーテ!今回もランチはインド料理です。神田駅前のインド料理屋さんで、ビリヤニとミールスのセットをいただきました。大阪だとナン一択ですが、東京はパンを選べるのでナンを食べている人をほとんど見ません。いちばん左の野菜カレーが美味しかった![]()
それから東京文化会館へ。ロビーの垂れ幕はドン・キホーテとサンチョパンサなのがいいですよね。なんといってもタイトルロールですし。
この日の主役は秋山さんと池本さん。テクニックが素晴らしい二人は見ごたえがありました。
政本さんがメルセデスの日に行きたかったのですが、日程が合わず、この日は町娘で出られていました。ころころ変わる表情とマイムはさすが!
ドン・キホーテはとてもキャストが多いのですが、どの方々も本当に素晴らしい!舞台上にすごいエネルギーがうまれていて、完全にスペインの空気になっていました。特に後藤さんのガマーシュがほんと面白くて!ほかのキャストの方々の魅力をさらに引き出しているように思いました。今回のドン・キホーテ成功の功労者ではないでしょうか。
東京文化会館の改修のため、いろいろ不安はありますがこれからも東京バレエ団を応援していこうと改めて決意した東京遠征でした。



