朝、空の娘のベッドをみて
散歩にいっているのかもと思った。
 娘がいそうな近隣を探しまわったけれど
娘の姿は見当たらなかった。

 息子に、朝ごはん食べて時間になったら
学校に行くよう指示し
8時まで探したけれど
見つけることができなかったので
交番に相談にいった。

 夫は会社に出勤していた。
彼は娘の靴がなかったことに
靴箱にしまっていると思っていたといい
娘の不在に気がつかなかったという。

 会社に連絡し、小学校に連絡した。

 交番で小学6年の娘が朝起きたら
いなくなっていたことを伝えたところ
警察署に連絡してくれ、
私服の警察官が来てくれた。

 家に戻り、
警察の人と書き置きなどがないか探した。
マンションの管理室に
警察の人が事情を伝え
エレベーターの防犯カメラと
マンション入り口の防犯カメラを
見せてもらった。

 夜中の3時30分に
マンション入り口から出ていく
娘の姿が映っていた。

 夜中の3時30分なんて
真っ暗だ。
 SNSなどやっていないか
いろいろ聞かれた。
 私が知ってる限りは
ラインぐらいしかやってないと思うと
答えながら
事件に巻き込まれたらどうしようという気持ちで
いっぱいになった。


 その後、警察の人が
娘の携帯が
都心の繁華街にあることをつきとめ
私は自宅待機となった。

 娘が家を出ていく理由をきかれ
「学校にめんどくさいから行きたくないと言っていた」としか
答えることができなかった。