私は学生時代から海外旅行が好きでした。
バリ島、タイ、台湾、韓国、ベトナム、トルコ、香港、ニュージーランド....
台湾には何度も行きました。
でも、私に強烈な印象を与えた国は、今でも当時をハッキリと覚えている国は、
なぜか中国だけなのです。
なんか、気になるんですよねぇ中国。
私が初上陸した、1999年当時の中国を思い出していこうかなーと思います。
はじめて「中国」を意識したのは、書道をしてた母から
「中国語学科でもどう?」なんて言われたからです。
家族、特に母親の影響は大きいものですねぇ。
あんま深く考えず、語学はまあ面白そうだし、大学は中国語学科にしました。
そして今はというと、レベルは初級をちょっと超えたぐらいです(苦笑)
旦那からも「なんでそんなに話せないの?」と言われてます.....。
私が子供の頃は、中国に関する情報なんてなくて
今みたいに当然のようにニュースになることなんてなかったですねぇ。
1日でも渡航にはビザが必要だったので、1999年人生初のビザを取りました。
JTB経由で7、8,000円くらいしたかなぁ、その時は。
今なら、安くビザ取れる中国旅行専門の中国系の旅行会社とかありますよね~。
中国とは、なんだか得体の知れないちょっと恐い国でした。
なのに1999年、2月に初上陸。
夜に、今のたぶん1つ前の古い北京空港に降り立つのですが
下に見える大陸に、日本ならビルや高速の夜景がキラキラと見えるはずのところに
一切の灯りがない........!!!...ブラックホールなの??
たまに電柱??かなんかの街頭が、ぽつ。ぽつ。と見えるだけ.....
暗黒に吸い込まれるような気がして、ちょっとだけ本気で
「私ココから無事に帰ってこれるのだろうか」と思ったのを覚えてます(笑)
まあ今さら戻れないので、そのまま入国審査。
薄い緑の壁のイミグレで、部屋も暗くて。入国審査の深緑色の制服来た人もなんか怖くて。
また帰りたくなってました(笑)
その年の北京は、暖冬で思ったより暖かかったです。(でも日本の冬くらい)
ホテルの駅は崇文門でした。
街は大幅な工事中で道がデッコボコで、天安門広場も工事中で入れず、
だから旅行代がすごく安かったんです。28日で10万切ってたかな~。
当時の北京の人は、黒とか紺とか深緑の服を着た人ばかりでした。
街は砂っぽく、胡同のイメージそのまま茶色い雰囲気。そして本当に自転車だらけでした。
皆ちょっと近寄りがたい険しい雰囲気だったかなぁ。
でも内に秘めたエネルギーみたいなものは感じました。
もう北京には10年以上行っていないですが
現代のような明るいエネルギーとはまた違ってた気がします。
続きます。
武漢ある駅の歩行街、中心通りの1本となりの通りです。
こういう裏通りのほうが好きです。