名古屋スタバ番長&歴女なつです。

「豊橋にお城がある」って、知っていますか?

私は、豊橋といえば路面電車や豊橋駅、豊橋カレーうどん、そしてのんびりした街の雰囲気……というイメージが強かったのですが、調べてみたら、豊橋公園の中に吉田城があるんです。

しかも、ただお城が残っているだけじゃない。

戦国時代から続く歴史があって、徳川家康や酒井忠次、池田輝政など、歴史の教科書で聞いたことのある人物たちとも深く関わっているお城。

そう思うと、急に気になってきました。

「これは一度、実際に見に行ってみたい!」

そう思わせてくれる場所が、豊橋の街なかにあります。

吉田城

【吉田城って、どんなお城?】

吉田城の前身は、1505年に築かれた「今橋城」。

その後、今橋という地名が吉田へ変わったことなどから、吉田城と呼ばれるようになりました。

戦国時代には、この地域をめぐって激しい争いが繰り広げられ、1564年には徳川家康が吉田城を攻略。

そして城代として置かれたのが、徳川家康の重臣として知られる酒井忠次です。

さらに、その後の城主には池田輝政も。

実は池田輝政は、後に世界遺産にもなった姫路城を築いた人物としても知られています。

「えっ、そんなすごい人が吉田城の城主だったの?」

……と、私はここでちょっと驚きました。

吉田城って、思っていた以上に歴史の舞台だったんです。

豊橋公園の中にあるから、気軽に行けるのもいい!

吉田城があるのは、豊橋市今橋町。

豊橋公園の中にあります。

いかにも「山の上にある立派なお城へ、何時間もかけて登る!」という感じではなく、街の中にあるので、観光の途中にふらっと立ち寄れるのが魅力。

豊橋鉄道の市内線なら「市役所前」で降りて、徒歩約5分。

今回は車で行きましたが、豊橋駅から市電に乗って、路面電車に揺られながら向かうのも楽しそうです。

「今日はお城を見に行くぞ!」と気合いを入れなくても、

「ちょっと豊橋公園を歩いてみよう」

くらいの気持ちで行けるのがいいですよね。

一番見てみたかったのは「鉄櫓」

吉田城の鉄櫓 ここは徳川家光が宿舎にしていた5点もあったそうです。



吉田城といえば、やっぱり気になるのが鉄櫓(くろがねやぐら)。

現在の鉄櫓は1954年に復興されたもので、豊川のほとりに建つ吉田城のシンボルになっています。

写真で見るだけでも「お城だ!」という雰囲気がありますが、実際にその場所に立ったら、また感じ方が違うんだろうなと思います。


吉田城の江戸時代からの変容


お城って、不思議です。

建物そのものを見るだけじゃなくて、

「ここを昔の人が歩いていたのかな」

「この場所から、昔はどんな景色が見えていたんだろう」

なんて想像しながら歩くと、一気に楽しくなります。

吉田城は「石垣」を見るのも楽しい。

私が個人的に気になったのが、吉田城の石垣。

池田輝政が積んだと言われる、石垣。姫路城も作った大名。



堀もしっかり残っています。



石垣の構造が残っているのがわかります。


吉田城には、池田輝政の時代のものとされる石垣が残っています。

さらに石垣には「刻印」と呼ばれる、石に刻まれたさまざまな印も確認されているそうです。


60近くの石垣刻印が残っている石垣。


その数はなんと60個近く。

築城工事を分担した大名や家臣の印と考えられていて、名古屋城で使われた残石を転用したものとも考えられているそうです。

これ、実際に行ったら絶対探したくなりませんか?

ただ石垣を見るだけじゃなく、

「どこかに刻印ないかな?」

と探しながら歩いてみる。

こういう小さな発見が、歴史スポット巡りの楽しいところだと思います。

「続日本100名城」なのも気になる。

吉田城は、続日本100名城にも選ばれています。

お城好きの人にとっては、これだけでも訪れてみたくなるポイントです。

しかも、吉田城にはスタンプも用意されています。

私はこういう「その場所に行かないと手に入らないもの」があると、急に旅の楽しみが増します。

御城印も販売されていて、2026年3月からは手筒花火をモチーフにした特別版の御城印も登場しています。

豊橋らしい「お城」と「手筒花火」が一枚に詰まっていると思うと、旅の記念にもよさそうです。

そして、吉田城の魅力のひとつが、無料で楽しめること。

鉄櫓の内部公開も無料です。

通常は10時から15時まで、火曜日から日曜日に公開されています。月曜日は休館ですが、月曜日が祝日の場合は開館します。外観は随時見ることができます。

ただし、2026年は7月1日から9月30日まで、暑さ対策のため鉄櫓の開館時間が8時から13時に変更されています。
※エアコンがありません。

これから行くなら、季節によって開館時間が変わるので、出かける前に確認しておくのがおすすめです。

豊橋って、通過するだけになってしまうこともあるけれど、ちょっと調べてみると歴史を感じられる場所がちゃんとあります。

吉田城だけじゃなく、吉田宿は東海道五十三次の34番目の宿駅。

つまり、吉田城と吉田宿、そして昔の東海道。

このあたりを一緒に歩いてみたら、ただ「お城を見に行く」だけじゃなくて、昔の豊橋の街を想像しながら散策できそうです。

私は、こういう旅が好きです。

有名なお城を見に行って、写真を撮って、はい終わり。

ではなくて、

「この道を昔の人も歩いていたのかな」

「ここから見える景色は昔と今でどれくらい違うんだろう」

なんて考えながら、ゆっくり歩く。

そうすると、何気ない石垣や道までちょっと特別に見えてきます。

豊橋へ行くなら、吉田城も候補に入れたい。

正直、吉田城について調べるまでは、

「豊橋にお城があるんだ」

くらいの気持ちでした。

でも調べていくうちに、

徳川家康
酒井忠次
池田輝政
戦国時代
石垣
刻印
続日本100名城
御城印……

と、どんどん気になることが増えてきました。

そして何より、

実際にその場所に立ってみたい。

写真や歴史の説明を読むだけではなく、豊橋公園を歩いて、石垣を見て、鉄櫓を見上げて、豊川のほとりの景色を眺めてみたい。


鉄櫓の4階からみる豊川。支流がいくつもあって洪水にならない仕組みになっているそうです。


そんなふうに思わせてくれるお城です。

歴史にものすごく詳しくなくても大丈夫。

むしろ「なんとなく気になる」くらいから行ってみるのが、一番楽しいのかもしれません。

今回は車で行きましたが、次回行くなら、まず路面電車に乗って豊橋公園へ向かって、吉田城をゆっくり見て、そのあと豊橋の街をぶらぶら歩いてみたいです。

「お城を見に行く」というより、

「ちょっと昔の豊橋を探しに行く」

そんな気持ちで訪れてみたい場所です。

そう思わせてくれる、街なかの歴史スポットでした。