久しぶりです…どれぐらいぶりだろうか?
ひっそり書いておきます、不毛なることに虚しさを感じて…
不毛なること
実のならない種を育てろと王様は言う
小作人は言う
実がならないと分かっているのに
なぜ育てるのか?
王様は答えようとしない
どんな手段を使ってもいいから
実を育てろ
ただそれだけを口にする
小作人は聞いてしまった…王様と神様の会話を
王様は実ができたら神様に献上する
そう約束していたのだ
王様は天国にスムーズに行くために
神様と約束をしたのだ
毎日、小作人は種に水をやり肥料をやった
待ちきれない神様は
まだ実はできないのかと言ってきた
実はどれぐらい成長したのか
どんな方法で育てているのか
教えてくれと言ってきた
王様は神様に答えた
美味しい実を作るのに特別な方法を使っているので
見せることはできない
実は必ず献上しますから
小作人は今日も種に水をやり肥料をやった
不毛なることだと知りながら…





