sumitaka123のブログ

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 第16代天皇は仁徳天皇と呼ばれていますが、「民の竈(かまど)」の話でよく知られています。

即位されてから民衆の様子を眺めてみますと、夕食の準備の時間にもかかわらず各家々から炊事の煙が上がっていない。それで民衆が貧しい暮らしをしているのだと悟ります。仁徳天皇はそれならばということで民衆の税金を3年間取らないこととします。

 3年経ってまた眺めてみますとどの家庭からも炊事の煙が上がっています。それを見て天皇は良かったと安堵され、また3年間無税を続けます。民衆は十分に暮らしが立つようになり、天皇の屋敷のぼろぼろなのを見かねて我先にと修理や庭の整備を行い、天皇と民衆との信頼関係が強くなっていきます。

 そこで天皇は税を復活し、公共事業に取りかかります。河内平野の新田開発や淀川の土手を築き、干ばつに備えての溜め池も作り、ますます生産性は上がっていき国力がどんどん強くなっていきます。大陸との交易も順調に進み、呉との交流も活発になりまさに大国の様相を呈してくるんですね。

 仁徳天皇が薨去なさったとき、民衆はその遺徳を偲び大きな陵を作りますが、それは新田開発をしたときに残土を盛り土にしていたところを陵にしたのではないかと思われます。

 

 さて現代を見てみますと、バブル崩壊後この数十年日本人は生活に苦しんでいます。この状況を見て政治は民衆に何をしてくれたでしょうか。仁徳天皇とは真逆のことをしてきたのではないでしょうか。それが少子化を招き、過疎化に拍車をかけ、政治への信頼を台無しにしてはいないでしょうか。

 チャイナの春秋時代、斉(せい)の名宰相であった管仲(かんちゅう)も言っています。「豊かにさせるにはまず与えよ」と。

現代の政治家はこの仁徳天皇の「民の竈(かまど)」の話をよくかみしめてほしいものです。