ホスピスで過ごせたのはわずか2泊3日でした


救急車での移送・・・辛かったことでしょう・・・


私も経験したけど 救急車ってストレッチャーで乗るから


縦揺れと横揺れがとてもこたえます・・・



ホスピスに到着後 ドクターから


「延命措置的なものは ご本人には苦痛なだけです」


との説明があり 点滴は痛み止めだけになりました 




病室にさりけなく置いてある文書には


①帰宅の際の洋服を準備してください


②その時が来たら 慌てず 見守ってあげてください


そう書いてありました


①の帰宅とは・・・ホスピスを出る日・・・つまりは亡くなった時のこと・・・


②は 動揺してナースコールをするよりも 手を握ったり声をかけたり


静かに旅立ちを見守るということ・・・



最期の夜は 叔母の長男が付き添っていました


叔母らしいはからい・・・長男としての役割を与えたとしか思えません



夜が明ける前に連絡があり 駆け付けた時には 叔母は安らかな顔でした


「苦しかったね・・・頑張ったよね・・・」


まだ ぬくもりのある細い手を握り 夜が明けるまでの時間を


ともに過ごしました・・・