家づくりの中でも、床材は金額も印象も大きく左右する要素。
そして住友林業といえば、やっぱり床材が強い。
SNSを見ていると、魅力的な床材ばかりが流れてきますが、その多くは追加費用がかかるもの。
だからこそ、「標準(推奨仕様)」をきちんと理解した上で選ぶことがとても大切だと感じました。
今回は、2025年当時の住友林業の推奨仕様と、そこから我が家がどう選んだかをまとめます。
住友林業の推奨仕様(2025年当時)
<1階>
無垢
・オーク
挽板
・アッシュ
・オーク
・チェリー
・チーク
・ウォルナット
・オークブラック
・オークホワイト
<2階>
突板
・アッシュ
・オーク
・チェリー
・チーク
・ウォルナット
・オークホワイト
・ナラ
・ニレ
・クルミ
この「推奨仕様」から選べば差額なし。
逆に、推奨仕様以外を選ぶと差額が発生し、安いものを選べば減額されます。
床材はオプションの中でも金額が大きくなりやすいので、本当に要注意ポイントです。
1階の床材|アッシュ挽板に決めるまで
契約前から、住友林業のホームページやSNSを見漁り、
「白っぽい床がいいな」「アッシュが好みかも」と思っていました。
SNSでよく見るニレにも憧れはありましたが、差額がかなり大きそうで現実的ではなく断念。
2回目の打ち合わせで、
「テーマはジャパンディです」と伝えたところ、
ジャパンディなら、オークかアッシュですね
と設計士さん・インテリアコーディネーターさん。
- オーク:落ち着いた雰囲気
- アッシュ:やや可愛らしい印象
との説明を受けました。
もともとアッシュが気になっていたため、間違っていなかった!と思いつつ、
家の印象を決める大事な部分なので
広い面積での印象を確認したくて、住宅展示場へ行くことに。
営業さんから「各展示場で使われている床材リスト」をもらい、
アッシュのLDKがある平沼橋第4展示場へ。
アッシュは堅さと弾力性に優れた落葉広葉樹。
住友林業のアッシュは白っぽく染められているのですが、
木そのものの個体差が大きく、色むらが出やすいのが特徴。
同じ展示場内にある第1展示場(オーク)も見比べました。
結果、オークは経年変化もあるとは思いますが、
どうしても黄色味が気になってしまい…。
アッシュの色むらも悩みましたが、
「これは本物の木だからこその個性」と思って”木質感”を感じるポイントになるだろう。
その日のうちに、
1階の床材はアッシュに決定しました。
まずはアッシュの無垢板で見積もりを依頼しました。
1階全体を無垢にすると、その差額は約70万円。
正確な内訳ではありませんが、
1階の床面積約60㎡(18坪)でこの金額。
床材が「大きなオプション」だと言われる理由を、身をもって実感しました。
この差額と、
あとは無垢だと冬には木が縮み隙間ができるため、
子育てのことを考えると挽板がおすすめと言われ、挽板にすることに。
どんなに無垢で質感が良くても、隙間が食べかすだらけじゃ悲しいですもんね。
こうして、1階の床材はアッシュの挽板に決めました。
2階の床材|クルミ挽板は即決
2階については、実はかなり早い段階で決まっていました。
というのも、契約当時、
クルミ挽板のキャンペーンがあり、
本来は突板が推奨仕様の2階でも、推奨仕様の突板から差額なしで挽板にできるとのこと。
これはもう…即決。
クルミは、
- ウォルナットより少し明るく
- グレーがかったやさしい色味
SNSでは採用事例が少なく、正直不安もありましたが、
「差額なしで挽板なら、やらない理由がない!」という気持ちが勝ちました。
後から気づいた、床材選びの落とし穴
家の雰囲気が大きく変わる、床材選び。
選択肢すべての中から自分のお気に入りを選ぶのが一番。
ただ打ち合わせが進むうちに直面した問題から、
注意が必要だと思ったのは、
- 1階と2階の木の種類を変えるとき
- 推奨仕様以外の木材を選択するとき
まず、1階と2階で種類が違うとき
問題になるのは階段。
私たちは階段は1階に合わせてアッシュに。
でも階段の最上段は2階の床材と隣り合わせ。
どうしても明らかな境目ができてしまいます。
それぞれで好みのものを選んだあと、
サンプルを横並びにして、相性を一度確認するといいかもしれません。
そして2つ目、推奨仕様以外の木材を選択するとき。
これは、建具(ドア)、巾木、窓台を選ぶときに問題が生じます。
これらで選択できるのは、以下の全10色
木目7種(アッシュ、オーク、チェリー、チーク、ウォルナット、ブラックグレイン、ホワイトグレイン)、
単色3種(マットホワイト、グレージュ、ダークグレー)
木目の建具をイメージしていても、
え、クルミの建具はないの?
となってしまいます。
床材との相性を見ながら建具を選択することになるので、
打合せでは床材よりずーっと後に建具の話が出てきますが、
一緒に考えておくと後悔がないかな、と思います。
書斎だけ床材変更|オークホワイト挽板
打ち合わせも終盤。
パースを見返していて、どうしても自分の書斎がしっくりこない。
2畳の小さな空間だからこそ、
「真っ白な空間にしたい」という気持ちが強くなり、
書斎のみオークホワイト挽板に変更しました。
差額はありますが、面積が小さい分、許容範囲。
とはいえ、2畳で4万円弱。
決して安くはありません。
私の好みのためのこの課金を許してくれた夫には感謝です。
パースを見返してはニヤニヤするくらい、
今では完成が一番楽しみな空間になりました。
(ちなみに私は床も壁紙も差額あり。
夫はすべて差額なし。本当にありがとう笑)
水回りの床材について
推奨仕様:サニタリーフロア
- 洗面・脱衣室:コンクグレー
(髪の毛が目立ちにくい色を優先) - 1階トイレ:セルベジャンテ
(白っぽいゴミが気にならない+見た目の好み) - 2階トイレ:コンクグレー
サニタリーフロアは
木目5色+その他3色の全8色。
木目調は床材との質感差が気になり、
我が家は木目以外の3色から選びました。
フロアタイルからの変更で減額に
SNSの影響で、
洗面・脱衣室はフロアタイル一択でしょ!
と思い込み、終盤まで
サンゲツのワックスフリー・フロアタイルで進めていました。
打合せの早いうちにこの希望を伝えていたので、
サニタリーフロアについては一切説明を受けていませんでした。
トイレ用の床材としか思っていなかった・・・
でもふと、
「サニタリーフロアで、なんでダメなんだろう?」
と冷静になり、変更。
フロアタイルの差額は洗面室(2畳)で5万円、脱衣室(3畳)で8万円。
オプション代がかなり減額されました。
サニタリーフロア=クッションフロア
と勘違いしていたのも大きな原因。
正直、今も完璧に違いを説明できるわけではありませんが、
思い込みで高い方を選ばなくてよかったと思っています。
「標準=性能が低い」と思い込まず、
ちゃんと“何が違うのか”を一度立ち止まって考えるの、大事でした。
床材選びで思ったこと
床材は、
- 面積が広い
- 金額が大きい
- 家全体の雰囲気を決める
からこそ、最初にしっかり悩んで正解でした。
「ジャパンディ」という軸があったから、
迷っても立ち戻れる場所があった。
そして、
展示場で実物を見ること。
これが何より大事だったと思います。
これで、我が家の床材はすべて決定です。



