作 山下明生
絵 いわむら かずお
発行 ひさかたチャイルド


これは、7つごの ねずみの おはなしです。

7つごたちは、あした おとうさんと いもほりたいかいに いきます。

おとうさんが みんなに いもほりの スコップを つくってくれました。


7つごたちは、あさ まだ くらい うちに おきました。

さあ しゅっぱつ。

「おかあさん、おいもの おみやげ、まっててね。」

いもほりスコップは とっても べんり。

ぴょんぴょんとびも できるし、


そりすべりも できるし、


でんしゃごっこも できます。


「いもほりスコップの ケープルカーで ちかみちだ!」


いもほりのうえんに いちばんのりです。

「いちばん おおきな おいもを ほって、いっとうしょうは いただきだ。」

「おいも おいも、おおきな おいも。
どこに かくれているのかな?」

はっぱを どけて、つるを たぐって、ねもとの まわりを どんどん ほって、それから みんなで ちからを あわせて ひっぱります。

「おどろいた。こんなに でっかい おいもを みるのは はじめてだ。」


いもほりたいかいの ひょうしょうしきです。

「おめでとう!いっとうしょうは ねずみの 7つごさんたちです。」

「わーい、ばんざーい!」


こんどは おいもパーティーです。

「みんなで ほった おいも、とっても おいしいね。」

「いっとうしょうの おおきな おいもは、おかあさんの おみやげに もってかえろうよ。」

「こんなに おおきな おいも、どうやって もってかえる?」

「そうだ、いいことが ある。」


おとうさんは おおきな おいもの なかみを けずりだしました。

そして、けずりとった おいもは ほかの どうぶつたちの おみやげに わけて あげました。

「なんだろう、これ?」

「わかった!カヌーだ。」

「これなら かわを くだって うちまで かえれるね。」

「かいを とれ!おいもごうの しゅっぱつだ!」

「ちょうしを あわせて ゆっくり こごうぜ。」


「さようなら。らいねんも また くるね!」



関東南部はポカポカ陽気で、気持ちの良いお天気が続いています。

我が家のベランダでは、暑ーい夏や強い台風を乗り越えた鉢に、再び可愛い花が咲き始めました。デュランタ宝塚と、


名前を忘れてしまいました。友人に頂いて、大切にしている鉢です。

(追記 ストレプトカーパスでした。Uさん、ありがとう🙇‍♀️ )


水をあげているだけなのに、ちゃんと花を咲かせてくれて嬉しいです。

今日、この絵本を選んだ訳は、表彰台。私の心の栄養、フィギュアスケートの試合が始まります。

たっぷり栄養を頂いたら、私もちゃんと花を咲かせなくちゃ!

選手の皆さんが、ケガなく、持てる力を存分に発揮出来ますように!