子どもたちがまだ小さかった頃

私は仕事と家事と育児に追われ

毎日が全力疾走でした。









ワンオペが当然、

残業が当然の時代で

夜8時、9時に帰ってから慌てて夕食の準備。

毎日お腹を空かせた子どもたちをずっと待たせていました。

その当時の私には

「だって忙しいから仕方ない」

「私だって精一杯やっている」

その結果

我慢の皺寄せはほとんど子どもたちに。








今は笑い話になっていますが

常にセカセカイライラしていた母親が怖かった

と言います。

当時を思い返すたび

いまだに「ごめんね」と涙が出てしまいます。








そんな私ですが

昔から住空間が好きで

ファッション雑誌よりインテリア雑誌に心をときめかせていた

高校時代。

結婚し、家族ができて、夢だったマイホームを手にいれたときは

「これから幸せな暮らしが始まる」

と信じていました。








ところが

現実は忙しさに追われ

片付けても片付けても

一瞬で散らかる毎日に

心から幸せを感じることはありませんでした。

家が整わないだけで

心の余裕まで失われ

自覚のないまま

理想の暮らしはどんどん遠ざかっていきました。








ある日

お笑い番組を見て笑っているはずなのに

ふと鏡に映る自分の顔が怒っています。

「えっ?」

と何度見返しても

そこには眉間に皺を寄せて怒っている顔が写っているのです。

「生き方が顔に現れる」

その言葉を根の前の鏡に映し出された瞬間を

今でも覚えています。








でも

そのころの私は

自分を客観視する余裕もなく

さらに

頑張って、頑張って、

それでもうまくいかなくてさらに頑張ろうとして

ーー気づけば離婚という選択をしていました。








だからこそ

今伝えたいことがあります。








おうちは

あなたや家族を癒す場所であってほしい。

家事や育児に追われて

自分を犠牲にするなら、しなくてもいい。

「美しい家を保つために誰かが疲れ果てる」

そんな暮らしは本末転倒ですよね。










私が思うこと。

家は「土」、人は「花」。

豊かな土があってこそ

花はしっかり根を張り

葉を茂らせ

季節がくれば

花を咲かせ、実をつけます。

人も同じ。

暖かく整った住空間があるからこそ

夢が描け、

前を向け、

継続していく力が湧いてくるのだと。








あの頃の私と

これからのあなたに伝えたい。








終わらない家事は

「量が多いから」ではなく

やり方の工夫次第で減らすことができること。








「こうあるべき」

という固定概念を一度外すだけで

人生は驚くほど軽くなること。








その変化に気づくには

まず「心の余裕」が何より大切だということ。








今の私は、あの頃があったからこそようやく

「自分らしさを大切にしていい」

と思えるようになり

あの頃に感謝できるようになりました。








整った部屋は

人を安心させ、笑顔にし、癒してくれます。

豊かな土が美しい花を咲かせるように

整った暮らしは

人生を豊かな方向に変えていく力を持っている

と思います。








忙しい毎日の中で

あなたが“あなたらしい花“を咲かせられますように。

そのための優しくて温かい土づくりを

「片付けとインテリア」を通して

これからも伝えていきたいと思っています。