読み終わった本。
『杉森くんを殺すには』
長谷川まりる・著
――「杉森くんを殺すことにしたの」
高校1年生のヒロは、一大決心をして兄のミトさんに電話をかけた。ヒロは友人の杉森くんを殺すことにしたのだ。そんなヒロにミトさんは「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言をする。具体的な助言に納得したヒロは、ミトさんからのアドバイスをあますことなく実践していくことにするが……。
傷ついた心を、取りもどす物語
(紹介文より)
これは児童書ですが
書いている内容は
傷ついた心を癒すために
もがく主人公と それを見守る周りの人の話で
子どもにも 大人にも 読んで欲しい一冊です。
目に見えない心の傷を癒す難しさって
ゴールの見えない苦しさで 辛いけど
考え 知ることって 大切だなって思いました。
『夜明けのすべて』
瀬尾まい子・著
「知ってる? 夜明けの直前が、一番暗いって。」
人生は思っていたよりも厳しい。でも、救いとなる光だってそこら中にある。
ささやかだけれど特別な、生きるのが少し楽になる、全く新しい物語。
映画「夜明けのすべて」
2024年2月公開!
W主演:松村北斗 上白石萌音
監督:三宅唱
PMS(月経前症候群)で感情を抑えられない美紗。パニック障害になり生きがいも気力も失った山添。
友達でも恋人でもないけれど、互いの事情と孤独を知り同志のような気持ちが芽生えた二人は、自分にできることは少なくとも、相手のことは助けられるかもしれないと思うようになり、少しずつ希望を見出していくーー。
人生は苦しいけれど、救いだってある。
そんな二人の奮闘を、温かく、リアルに、ときにユーモラスに描き出し、誰もが抱える暗闇に一筋の光を照らすような心温まる物語。
2019年に『そして、バトンが渡された』で本屋大賞を受賞し、映画の大ヒットも記憶に新しい瀬尾まいこの、本屋大賞受賞後第一作。水鈴社創立初の単行本。
●『夜明けのすべて』刊行にあたって
人生は想像より厳しくて、暗闇はそこら中に転がっていて、するりと舞い込んできたりします。でも、夜明けの向こうにある光を引っ張ってきてくれるものも、そこら中にきっとあるはずだと思いたいです。
いつも本が完成して思うことは、「楽しく読んでもらえることが一番だ」です。その思いは今回も変わりませんが、『夜明けのすべて』を読んでくださった方が、ほっとできる一瞬を味わってくださるのなら、明日を待ち遠しいと思っていただけるなら、幸いです。
瀬尾まいこ
(紹介文より)
私は最後の
「パニック障害が完治しても、仲間と集まったり、あちこちに出向いたり、前と同じようなことをしたいとは思えない気がする。何一つ迷いなく生きていたはずなのに、あのころの自分に戻るのはどこか違っている。」
という言葉に 強く共感しました。
私もそうだ。強迫性障害になっても なる前の自分に
戻りたいと思わない。 病気になって出来なくなったことは増えたけど どこか 良かった…と思うところがあることを 否定できない自分がいる。
と、いうことは 後退してるのではなく
気付かないくらいゆっくりでも 前進しているんじゃないか? そう思うと 少しホッとする。
そんなことを気づかせてくれた一冊でした。

